『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』全話視聴計画一周目メモ(第21~23話)

※第21話「悪魔の支配する採掘場」

 前回半ばふざけて「朝倉香織≒サラ」・「有馬亜由美≒アイリア」と書いたが、何と自分でも驚いたことに結城正勝そっくりの「カーツ」や豊富秀夫そっくりの「デオ」が出てきた。「ジョウ」は余り似ていないが北条篤だろうか?

 この採掘場は三角山の遺跡そっくりであり、これがやがて過去の日本の堺町に流れ着くようである。

 有馬たくやは脱出のため一年がかりで地下道を調査するが、その地図は樹形図に酷似している。これは第一部のエンディングの映像と同じく、地球でリフレクターデバイスを使って歴史の分岐を調査していた件の比喩であろう。

 そこへ、波多乃神奈の回想シーンで母親として登場していたアマンダが新しい囚人として投獄されてきた。彼女はレジスタンスのリーダーであり、またアイリアの妹であったことから、すぐにたくやも意気投合してレジスタンスに参加する。

※第22話「採掘場からの脱出」

 レジスタンスの反乱と、この一年間で成長した元ペット「クンクン」の助力により、有馬たくやとアマンダは採掘場から逃げて帝都が見えるあたりまで一気に到着する。

 しかし食糧は不足し、クンクンは疲労で倒れる。この二つの問題を一気に解決するため、クンクンは自ら食料になることを志願する。

 これは深夜でもよく放送したもんだと感心する内容であった。

※第23話「風の吹く帝都」

 有馬たくやは帝都に着くが、レジスタンスに合流する前に逮捕されそうになる。そこを龍蔵寺を追ってこの世界に来ていた武田絵里子に救われる。

 絵里子は「エィッリィククワッドゥロッウ」が本名らしい。そうであるのに、同じ世界と時代出身の恋人の名前を「アーベル」という現代日本人に発音しやすいものにしたのは、率直に言って設定ミスだと思う。

 帝都のレジスタンスに合流すると、デオやカーツもほぼ同時にやってくる。しかしレジスタンスは、敵の新戦力である「仮面の女」のせいで壊滅寸前のようであった。

 反乱決行の前夜、たくやが採掘場でつけられた首輪を破壊すると、波多乃神奈を救うための結晶と同じものが部品として出てきた。かなりのご都合主義である。

 その直後、アマンダはたくやに性行為を求めてきた。

 つまり好色なたくやが波多乃神奈にだけは性欲を感じなかったのは、実の娘だったからのようである。

 反乱を決行すると、たくやの部隊の前に仮面の女が立ちふさがり、その正体がユーノであると判明する。