2012-01-07から1日間の記事一覧

王権が効かない空中浮遊の系譜――河上公からトム・B氏を経て麻原彰晃まで

『説文解字』は、後漢時代に書かれた有名な漢字の解説書である。甲骨文の研究が進むにつれて文字学の世界ではかなり権威を失ってしまったが、漢字圏におけるこの約二千年間の文字観を支配した書籍であるので、その意味での資料価値はやはり高い。 この書の第…