2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

謝罪を求められなかった失敗こそ、意識的に自ら反省しなければならない。例えば汪兆銘に対する合意違反について。

「謝罪」と「反省」はしばしば混同されるが、元来は別の概念である。 「謝罪」は相手への癒しであり、「反省」は過去を参考にして未来の糧とする思考である。 謝罪を求められた案件については、誰でも自然に何らかの反省をする。その案件が謝罪すべき悪事だ…

私が「日本は韓国から民主主義を学べ」論者の大半を信用しない理由は、結論上の同志の多数派とは違っていたようだ。

最近、「日本は韓国から民主主義に学べ」論と、それへの反発論を見かけるようになった。私は反発論者であるが、どうやら反発論者の中では異端に属すると気付かされた。 というのも、反発している人の大半は、「韓国の方が日本より民主主義が進んでいる」とい…

「遺族の感情」を根拠にした死刑存置論は、大概の場合、漠然としている。

しばしば死刑廃止論者からも「有力」とみなされる、「遺族の感情」を根拠にした死刑存置論だが、大概の場合は底が浅く、練られていない。 そもそも一口に「殺人事件の遺族」といっても、多種多様な性向を持った個々人である。犯人がどんな目に遭えば一番爽快…

『相棒season15』第10話「帰還」の元ネタは幸福の科学かもしれない

※題名の「ネタバレ注意」は2月頃に外す予定。 『相棒season15』第10話「帰還」(http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/contents/story/0010/)は、妙に幸福の科学を連想させる話であった。 事件の舞台となった黒水町(くろずちょう)では、数年前まで教祖的なカ…