2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『虞禮寧子』虚襤褸子篇(問老章)

甲「僕が思うに、他国の愚かな戦争の巻き添えで自国の兵士が危険に晒されるのは良くない事だよ。なるべくそういう機会は減らしていくべきだ。その種の危険が避け難い場合にも、せめて十分な対価を頂かなくては、死んでいった兵士が浮かばれないよ。これにつ…

全話視聴計画『牙狼<GARO> -DIVINE FLAME-』

TVシリーズ『牙狼<GARO>-炎の刻印-』の続編である映画『牙狼<GARO> -DIVINE FLAME-』を観てきた。 10周年記念作品と銘打っているだけの事はあって、非の打ちどころの無い完璧な構成であった。 そして、『炎の刻印』との設定上のつながりを強調し、また同…

高麗文康『陽光の剣 高麗王若光物語』(幹書房・2013)

陽光の剣 高麗王若光物語作者: 高麗文康出版社/メーカー: 幹書房発売日: 2013/03/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 高麗郡建郡1300年を記念して、高麗神社の現宮司による小説『陽光の剣 高麗王若光物語』(幹書房・2013)を紹介する。 …

高麗郡建郡1300年記念式典に行ってきました。

今から千三百年前、高句麗の遺民達約千八百名に武蔵の国の一部が与えられ、高麗郡という郡が出来上がりました。現代風に例えるならば、自由高句麗仮政府です。 朝廷の内部で活躍した百済王家と違って、地方領主となった高麗王家は中央の歴史書にほとんど足跡…

見破り方を兼ねたサイコパスからの逃げ方(やや実践編)

一般に「悪人」とされる人物の中には、普通の悪人とは質の違う「サイコパス」という連中が混じっていると知ったのは、数年前の事である。知ってから大急ぎでそういう連中との縁を切る努力に全力を費やして、成功した。これは過去の記事(http://d.hatena.ne.…

「X党は一番Aでなければならないのに、こんな事件が起きてしまうなんて…」という表現について

どの政党にもカラーというものがあり、党がらみで起きやすい事件と起きにくい事件がある。 例えば自由民主党についていえば、その規模や支持層や制度からいって、収賄事件が起きやすい一方で、査問と称した監禁・暴行事件は起きにくい。 起きにくい事件が珍…

憲法第九十六条の様々な改正案の中でもあまり見かけない類型の案を提示してみた。

憲法第九十六条の改正案は、大別すると「改憲を今より困難にしよう」と「改憲を今より容易にしよう」の二種に分けられる。 だが私は、二種に簡単に分けられる事自体を問題視している。 たとえば、「第A〜B条は各議院の総議員の四分の三以上の賛成が必要であ…