2015-01-01から1年間の記事一覧

第五回全世界公開師弟対決、今年は不戦敗

この記事自体は「日記」というカテゴリーにそぐわない内容ですが、今まで「日記」として発表してきたシリーズなので、あえて「日記」に分類しました。 今年は師匠と会えず、全世界公開師弟対決を開催出来ませんでした。 そして中止による引き分けというより…

「何もしない人より何かした人の方が偉い」教の自称信者が、本当に何もしない人を攻撃する事は稀である。

政治運動やボランティア活動等に対し、その最終目的を概ね評価しつつも、「おいおい、そんなやり方は非効率的だよ」という批判をする人がいる。 そういう批判を浴びた際に、自分達の既存の方針の方が正しいという絶対の自信があるならば、議論をしてやり込め…

今、第二の像法の世が到来している。

仏教思想の一つに、釈迦入滅後の時代を「正法」・「像法」・「末法」と区分するものがある。後世になるに従い、徐々に仏教が形骸化・無力化していくというものである。 その思想を奉じるかどうかは宗派によっても違いがあり、また奉じたとしても正法の世の年…

不遇の時期ならではの幸いに気付き、『葉隠』の理解も深まった。

ここ数年、体調面でも社会的地位の面でも、不遇の時期が続いていた。それがやっと一段落し、来年からは余程運が悪くない限りは急浮上の予定である。 だが不遇の時代にも、不幸中の幸いは数多くあった。そしてそうした幸いの中には、不遇な時代にしか遭遇出来…

「あんな場所で性犯罪の被害に遭った女性も悪い」と主張する人の中の「善意派」を庇ってみた。道徳と能力の混同について。

男性による女性を対象とした性犯罪について、どんな場合でも「女性の方も悪かった」と主張する者がいる。こういった連中は単なる男尊女卑主義者なので、説得等はほぼ不可能である。倒したければ、中立派をどんどん味方につけて多数決で圧倒するのが早道であ…

インドに実在する犬鳴村を知り、犬鳴村の連中が必死で襲ってくる理由が判った。

都市伝説に「犬鳴村」というものがある。 山の中に「この先、大日本国憲法(または日本国憲法)は適用されない」という立札があり、無視して進むと自給自足体制の村人が襲い掛かってくるというのだ。 「隠れ里」関連の物語の中でも設定が近代的でかなり異質…

【ネタバレ大注意】『牙狼<GARO>媚空』

公開中の映画を紹介する時は題名に約一ヶ月間「ネタバレ注意」と書いてきた私だが、今回の記事は東京国際映画祭において一般公開に先駆けて視聴した映画の感想なので、「ネタバレ大注意」と書く事にした。 更に念のため、記事の内容も抽象的な文章が大半を占…

安保法案は本当に中国にとって脅威なのだろうか?

安保法案に対し、中国は強く反対をしてきた。 そのため、法案賛成派はこの事実をもって、法案が対中防衛に役立つと喧伝してきた。 法案反対派の中にも「総じて日本にとって損な法案であり、ペイは出来ないものの、一応対中防衛の役には立つのだろう」ぐらい…

「AをXの一員扱いしたらXに失礼」という言い回しを、単なる皮肉としてではなく、真理として理解しよう。

「あいつはXの(事実上の)所属に違いない」とレッテルを貼ってくる人物は多い。私は派閥抗争の激しい組織内で長らく中立派を貫いた経験から、そういう人物の被害には慣れっこになってしまっていた。 慣れた後は「レッテルを貼られても平気な自分は度量が広…

『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』全話視聴計画(第13〜23話)

TVシリーズ 牙狼(GARO)-GOLD STORM-翔 BD-BOX2 [Blu-ray]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2015/11/04メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (5件) を見る第13話「沼」 流牙とガルドの信頼関係を深めるために用意されたような回。強敵を一緒に倒し…

『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』全話視聴計画(特別編・第1〜12話)

TVシリーズ 牙狼(GARO)-GOLD STORM-翔 BD-BOX1 [Blu-ray]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2015/10/02メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (5件) を見る特別編 牙狼シリーズの世界観の紹介と、新シリーズの予告とを兼ねた回である。 しかし冒頭…

【ジオング問題】性能の見解が分かれた理由を考えてみた。

足の無いジオング(以下、「未完成ジオング」と表記)については、これを本来のジオング(以下、「パーフェクトジオング」と表記)と同等の戦力と見做す思想と、80%程度の完成度と見做す思想とが、対立している。どちらの見解も『機動戦士ガンダム』の登場…

『半狂乱』鑑賞記

類類の第四作『半狂乱』を観てきました。脚本は前に紹介した『ワルイオンナ』(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20120921/1348236383)と同じ北川亜矢子さん。テーマも『ワルイオンナ』とかなりかぶっていました。 高校時代に友人だった三十代半ばの女性四人…

後半を食わず嫌いしていた『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』を視聴して感動。

美少女戦士セーラームーンセーラースターズ DVD-COLLECTION VOL.1(期間限定生産)【DVD】出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: 2010/12/03メディア: DVD購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (2件) を見る期間限定生産 美少女戦士セー…

サクラ大戦第五期ドラマCDシリーズ

『ライブ at シャノワール 〜ジャン班長の優雅な一日〜』 サクラ大戦 第五期ドラマCDシリーズ Vol.1 ライヴatシャノワール?ジャン班長の優雅な一日?アーティスト: ドラマ,日高のり子,島津冴子,小桜エツ子,井上喜久子,鷹森淑乃,相沢恵子,小島幸子,かないみか,…

サクラ大戦第四期ドラマCDシリーズ

『モンパルナスの夜』 サクラ大戦第四期ドラマCDシリーズVol.1 モンパルナスの夜アーティスト: ドラマ,日高のり子,島津冴子,小桜エツ子,井上喜久子,鷹森淑乃出版社/メーカー: エイベックス・トラックス発売日: 2002/02/14メディア: CD クリック: 1回この商品…

サクラ大戦第三期ドラマCDシリーズ

『怪盗・紅蜥蜴〜マスカレイド〜』 サクラ大戦 怪盗・紅蜥蜴?マスカレイド?ドラマCD Vol.1アーティスト: ドラマ,田中真弓,高乃麗,岡本麻弥,富沢美智恵,渕崎ゆり子,西原久美子,横山智佐,伊倉一恵,折笠愛出版社/メーカー: バップ発売日: 1999/10/21メディア: C…

サクラ大戦2ドラマCD

『ラジヲドラマ・少年レッド』 サクラ大戦2 ラジヲドラマ・少年レッドアーティスト: ドラマ,渕崎ゆり子,帝国華撃団花組,高乃麗,岡本麻弥,横山智佐,石田彰,帝国華撃団星組,田中真弓,千葉繁,広井王子出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント発売日: 1998/…

サクラ大戦ドラマCD(第一期)

サクラ大戦のドラマCDを聴き始めた。 CDは音声だけなので、舞台公演の劣化版という印象があったので、長らく敬遠していたのである。 今回紹介するのはサクラ大戦ドラマCDの第一期のものである。ただし、発売当初は第二期を出すのを前提としていなかったらし…

一介の私人が韓国で土下座したことを問題視するなら・・・

私は一国の首相にもプライベートタイムは存在して良いと考える立場なので、首相が靖国神社に参拝しても批判した事は無かった。 一方で、首相級の公務員に私的な時間は存在しないという立場も一つの考え方だと思っているので、そういう立場の人が首相の靖国参…

ブログの題名を変えました。その理由としての猛勉強の予定。

三月にある手術をし、退院後に面倒な後遺症対策に四苦八苦しながら、ブログの題名を「gurenekoの日記」から「gurenekoの生存報告」に変えました。 そして五月の頭に小康を得、「生存報告記事をあと満四ヶ月間書けたらブログの題名を元に戻そう」と決めました…

ドラマ版『デスノート』第一話感想

ドラマ版『デスノート』(http://www.ntv.co.jp/drama-deathnote/)第一話を視聴したので、現時点での感想を書いておく。 【加点要素】 その1 夜神月を凡人にした事。 これについては、やたらと批判をしている人も多いが、月とLの能力がほぼ同等で月のみが…

幸福の科学の「科学哲学」観について

科学哲学者の高橋昌一郎氏に批判された幸福の科学が、反論らしきもの(http://info.happy-science.jp/2015/13620/)を書いている。 この反論(?)文を書いたのは「幸福の科学グループ広報局 部長 高間 智生」とのことである。広報「局」の長なら一般に肩書…

酒鬼薔薇事件の少年A冤罪説へのまともな反論サイトを見た事が無い。

宮崎勤死刑囚など、有名な事件の犯人とされた人々には、冤罪説や単独犯否定説が囁かれる事が多い。そしてそうした説の論拠の内のおかしなものに対しては反論をするというサイトも多い。 ところが、酒鬼薔薇事件の少年A氏の冤罪説・単独犯否定説に対抗する、…

幸福の科学が小保方晴子氏を擁護するのは、実は大川咲也加氏を庇うためではないか?

幸福の科学は、2014年に『小保方晴子さん守護霊インタビュー それでも「STAP細胞」は存在する』というふざけた書籍を出している。 そしてつい最近、「小保方博士守護霊インタビュー・再論」とかいう説法を行ったらしい(参照→http://info.happy-science.jp/l…

左派から「官打ち」された石原慎太郎

「官打ち」の本来の意味は、「不相応に高い官位を与えて過労死させる」ぐらいの意味だが、この記事では意味を比喩的に拡大して使う。 石原慎太郎は、都知事を三期務め、四期目の途中で国会議員になるために辞職した人物である。 一期目は様々な物珍しい政策…

日本の相対評価については、自分の感覚よりも、権威ある欧米の機関の評価の方を信じる事にしている。

欧米の権威ある機関が、「世界民主主義ランキング」だの「報道の自由ランキング」だのといったものを発表し、それが日本でも紹介されて話題になる事がある。 私もたまにそうしたものを一瞥する。すると、大概は自分の感覚と合致しない。日本の評価が高過ぎた…

「大川隆法の説法はどれも加筆修正無く書籍化されている」というネット上のデマについて

「狂信」には様々な形態がある。 崇拝対象となったテクストを究極的にまで盲信するのも一種の「狂信」であるが、こういう人の行動の成果は、学者のテクスト研究と限りなく接近していく。清朝考証学や国学の研究成果の一部が、今でもアカデミズムにおいて一種…

当ブログが原則として個人のページを名指しで批判しない理由

このブログでは、ネット上の他人の主張を批判する際に、原則として個人のページを名指しすることはなかった。どうしても批判しておいた方が良いと思った場合でも、「こんな事を言っている人もいるが・・・」と出典を暈してきた。 そのように決めた契機は、そ…

日本の人口を根拠に『坂の上の雲』の公式発行部数を疑った大川隆法幸福の科学グループ創始者兼(以下略)

大川隆法著『智慧の法』(幸福の科学出版社・2015)という本を読んだ。 この本の111〜112ページで著者は「『坂の上の雲』もかなりの量ですし、あれが「二千万部近くも売れた」と言われても、日本人の人口を考えると、「本当かな?」という感じも、しないわけ…