幸福の科学は、2014年に『小保方晴子さん守護霊インタビュー それでも「STAP細胞」は存在する』というふざけた書籍を出している。
そしてつい最近、「小保方博士守護霊インタビュー・再論」とかいう説法を行ったらしい(参照→http://info.happy-science.jp/lecture/2015/13567/)。
当初、幸福の科学が小保方氏を擁護するのは、幸福の科学大学に招聘するためであるという説が濃厚であった。
しかし小保方氏は幸福の科学大学の代替機関の私塾「ハッピーサイエンスユニバーシティ」に招かれる事はなかった。こうして「招聘説」は弱体化した。私も別の説を立ち上げるため、観測を続けていた。
今回の演説の直前に起きた幸福の科学関連の事件としては、教団創始者の娘にして教団幹部の大川咲也加氏の卒業論文(2013年発表)が盗作であった事が大々的に暴かれたというものが記憶に新しい。
おそらく今回の小保方氏擁護は、「論文の不正なんて大した悪事ではない」という風潮をせめて教団の内部でだけでも強めようとする、涙ぐましい努力なのであろう。
してみると前回の小保方氏擁護にも、同じ動機が含まれていた可能性がある。
すなわち、幸福の科学出版が書籍化してしまった大川咲也加氏の卒業論文が盗作であるという事実を、教団は被害者やマスコミやアンチに先駆けて知ったので、それがばれてしまった際に向けた「防火活動」として、論文の不正は大した悪事ではないという風潮を信者に植え付けようと計画したのではなかろうか?
因みに、数年後には「論文の不正は大した悪事ではない」という教団の理念をハッピーサイエンスユニバーシティで学んだ連中が社会に解き放たれる。これによる弊害を最小限に抑えるため、日本社会の側でも今から防火活動をしておくべきであろう。備えあれば憂いなしである。
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