2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

四度目の伊豆高原

伊豆高原の魅力から逃れられません。またまた行ってきました。 今回の最大のお目当ては、「野坂オートマタ美術館(http://www.automata.co.jp/)」の企画展「珠玉のオ−トマタ Part Ⅱ」です。 まず「魅惑のへび使い」。動かして紹介するのは初めてだそうです…

再度、「北朝鮮」という表記について考えた。

以前私は、朝鮮半島の二政権を「南韓国・北朝鮮」ではなく「韓国・北朝鮮」と並列させている現状を疑問視した(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20091101/1257070508)。 ただ、日本国が北朝鮮を国家として承認していないという点を重視すれば、一応そ…

曹丕の愛情

窅侯に捧ぐ。 高官「陛下、于禁が送還されてきました。見せしめのために殺しましょう。」 曹丕「若き日の于禁の活躍が無ければ、父上は覇業を達成出来なかったであろう。不利な状況で一度だけ降伏したからといって、殺すのは良くない。」 高官「しかし于禁の…

日本国と天皇の関係(番外編)

ここ数日で書いた天皇関連の記事の本文に入らなかった没ネタの一部を開陳したいと思う。 ※不敬な冗談 「天皇制反対!」と主張している人に、「ふむ、そこで第二王朝の初代皇帝の人選についてなんだけどね、例えばこの・・・私なんかどうかね?」と一度だけ本…

日本国と天皇の関係(3)

鈴木正幸著『皇室制度』(岩波書店・1993)を読んだ。 220ページ、GHQの態度を紹介するために引用された「皇室典範案に関する交渉の経緯」(一九四六年一二月)には、「これは総司令部係官の間に、天皇の退位を認める場合は、野心的な天皇が退位して政治運動…

駄本を出版する事の社会的意義

ラッダイト運動についてはかなり否定的に学んだ記憶がある。教師は、最初の労働運動である事と、機械なんか壊しても豊かになれないと実証した事という、二点だけを評価していた。 しかし私は、「俺達は機械なんか壊しても豊かになれない事が判らない。壊され…

『意志の勝利』

夏にはソ連製アニメを観に行ったが(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20090815/1250309716)、この12月23日にはシアターN渋谷に『意志の勝利』を観に行った。 私は全体主義国の芸術を拒絶してしまうのは勿体ない事だと思っている。そもそも自由主義国産…

日本国と天皇家の関係(2)

前回(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20091221/1261324786)予告した、日本国と天皇家に関する、ほとんど誰も困らずしかも皇居市国化案程手続きが煩瑣でない改革案を、発表したいと思う。 本題の前に報告しておきたいが、知人との電話で皇居市国化論の新た…

マリアの心臓第50回記念展に行きました。

一体一体の人形の中に美醜を混在させる芸術も素晴らしいと思います。それを単体として鑑賞するのは好きです。 しかしまた、他人が個別に製作した多くの個性的な人形を上手に配置し、美醜が混在した空間を作る事も芸術だと思います。 私にこの事を気付かせて…

日本国と天皇家の関係(1)

日本国と天皇家との関係について、なるべく多くの人を満足させるべく、様々な選択肢を色々と考えてみた。 本題に入る前に、「国家機関としての天皇制護持論が尊皇派で、廃止論が反尊皇派」というドグマを批判してみる。 まず近隣諸国を見渡すと、シハヌーク…

「長方形」という言葉を知らない中学三年生に出会った。

「長方形」という言葉も定義も知らない中学三年生に出会った。 「長方形」は別に特殊な数学用語ではなく、日常でも極めて遭遇率の高い単語である。 だから私は最初、その子が長年引き篭もっていて家族とも対立していて本も読んだ事が無い人物なのかと思った…

地獄先生から学んだ枢密院民営化論

A「なんだい、遅かったじゃないか。」 B「途中で渋滞に巻き込まれてね。どうやら原因はデモと街宣車らしい。左翼も右翼も同時に消えて欲しいわ。」 A「おいおい、君の方が連中より余程過激なんじゃないのかい?連中は連中で役に立っているさ。」 B「互いの牽…

「偽経」のススメ

ある伝統的宗派の信徒のサイトで、禅宗が「邪宗教」呼ばわりされていた。興味を持って読み進めると、その理由は禅宗で重視されている経典が中国で作られた可能性の高い偽経だからとなっていた。 しかし皮肉な事に、その人が信じている宗派で使われている御経…

トルーマンの興味深い発言を偶然発見!

私の部屋には、一山単位で入手したり交換本コーナーで拾ってきた書籍が山と積んである。今晩は久々にその整理をしたのだが、その際に木村尚三郎著『近代の神話』(中央公論社・1975)という本を発見した。 木村尚三郎といえば、『作法の時代』(PHP研究所…

『カティンの森』を観た。

映画『カティンの森』(http://katyn-movie.com/pc/)を岩波ホール(http://www.iwanami-hall.com/)で観てきた。題名通り、カティンの森事件とそれを告発出来なかった時代とを告発した映画である。 時間帯や場所等を考慮に入れても、御年配の観客が妙に多い…

『坂の上の雲』ごっこと靖国神社参拝

NHKの『坂の上の雲』(http://www9.nhk.or.jp/sakanoue/)を二週連続で観ました。 影響されやすい私は、夜遅くまで英語の勉強をしました。あと急に漬物だけをおかずにして御飯を大量に食べたくなりました。 千枚漬けの他に、茄子と胡瓜の漬物も買ったので…

分かち書きの日本語訳で悩む私

中学生の頃、外国人の人名の区切れをナカテン(・)で繋ぐ事に違和感を覚えた。普段物事を並列させるために使用しているナカテンをそんな所に使っては、外国人の名前を列挙するのが難しくなってしまうからだ。 それ以来、外国人の人名の区切れには、二重ハイ…

唐沢俊一とカント

鳩山由紀夫氏が「日本列島は日本人だけのものじゃない。」という意味の発言を行った時、ネット上では批判が溢れた。 当時私は、「同じく朝・満・蒙とて現地人だけのものじゃない。」等と言って大日本帝国の大陸経営を正当化する言説が出てこないかと期待した…

にぎみたまのともがら

自由民主党内部で党名変更に関する議論があったらしく、「自由新党」・「和魂党」といった案が世間を賑わせたとの事である。 今回はこれについての雑感を思いつくままに語ってみたいと思う。 なお細かな分析に立ち入る心算は無いので、政党の配置は単純化し…