2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴木孝夫著『日本語教のすすめ』(新潮社・2009)

日本語教のすすめ (新潮新書)作者: 鈴木孝夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/10/16メディア: 新書購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (20件) を見る評価 知識2 論理2 品性2 文章力2 独創性2 個人的共感2 私が購入した第二刷に付されていた帯…

幸福実現党の11月22日の声明を読んで

前回の衆院選で新党本質に対して相手が二度と立ち上がれない程の奇跡の決定的圧勝という歴史的快挙を成し遂げた幸福実現党が、次回の参院選にも挑戦するという声明を発表した(参照→http://www.hr-party.jp/pdf/091122_1_info.pdf)。 これを読んだ私がふと…

話題になっていない竹田論文を読んでみた。

去年私は、当時話題になっていた田母神論文を批判した(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20081107/1226009194)。 そして先日、去年田母神論文が最優秀賞を勝ち取った懸賞が今年も行われていた事を知り、今年の最優秀論文を読んでみた。 以下は、現在こ…

『MMR』に秘められた究極の暗号――青い麦

某漫画やそれを嘲弄する文章を読みすぎると、アナグラムという発想は随分怪しいものだという印象を根強く植えつけられてしまう。 しかしながら、ある種の文字の配列によって受けてしまう印象を読み手の側で意識的に分析する事は、それなりに意義のある行為だ…

奥多摩湖、帰り道編

「山のふるさと村」から帰るには、2.5㎞程離れた所に在るバス停を利用するのが一番便利です。 途中、有名なドラム缶橋があります。 浮かべられた複数の板に連環の計が仕掛けられていますが、板から次の板に移るために踏み込んだ時等は、不安になるぐらいかな…

奥多摩湖いこいの路

最近の『相棒』では多摩地域が舞台になる事が多いですね。season7の最終話、season8の第二話、そして先程放映された話・・・。 私も奥多摩湖の紅葉を観に行きました。 バス停「奥多摩湖」で降りて、まずは奥多摩湖を鑑賞。水も木も霧も綺麗です。 小河内ダム…

『列子』湯問篇が示唆する理性の限界

藤岡真氏のブログで唐沢俊一氏が『列子』について語っている文章が引用されていた(http://d.hatena.ne.jp/sfx76077/20091116/)。ここから孫引きしつつ、唐沢氏の『列子』理解の浅さを批判したいと思う。 なお、各篇における章の分け方と番号とは小林勝人訳…

メリットは何ですか?

梁恵王「遠路遥々ようこそ。利益をもたらす政治思想を教えに来てくれたのですか?」 孟子「どうして『利』と言ってしまうのですか?王が利益を追求していたら、重臣である大夫もそれを真似、陪臣である士や果ては民衆までもがそれを真似るでしょう。古来より…

なかよし

永遠に沈み続ける夕日は 永遠に沈む事が無い 世界は滅び続けるから 滅びは永遠だ 君の愛らしい笑顔が 明日には白骨の哄笑になると知っているから ずっと仲良しでいようね

増税という人気者になる絶好のチャンスを活かせ!

『老子』に「將欲奪之 必固與之」という考え方がある。「奪いたければまず与えよ。」という意味である。 政府首脳に遠大な計画があったのかどうかは不明だが、近代日本では僅かな恩寵に欣喜雀躍した多くの中間団体が衰退していった。 その最大のものは伝統仏…

孫晋泰著『朝鮮民譚集』

勉誠出版が復刊した(参照→http://www.bensey.co.jp/book/2176.html)、1930年に郷土研究社から定価3円で発行された『朝鮮民譚集』を読んだ。 これは、近代化によって失われつつあった朝鮮半島の口承文学を聞き取り調査した書籍である。収録された話に興味深…

映画『永遠の法』を鑑賞

幸福の科学が『仏陀再誕』(http://www.buddha-saitan.jp/wb/index.html)という映画を製作し、既に前田有一氏言う所の「勇者」達が(参照→http://movie.maeda-y.com/movie/01367.htm)、作品の紹介・批評等を数多くネット上に掲載している。 こうした世情に…

身体サミット

東京大学工学部の武田先端知ビルにて開催された「身体サミット」(http://shizen-ikuji.jp/showthread.php?p=60420)なるシンポジウムに行ってきました。 「生命科学と伝統芸能・武術から生命の構造を読み解く鼎談」という謳い文句に惹かれての故です。電脳…

追憶

その日私は、当時所属していたボランティア団体の活動の一環として、近所のごみ屋敷の住人を説得しに行った。ごみ屋敷の主人は「ミーゴ爺さん」と自称する老人で、実際に会ってみると意外にも気が良さそうで身嗜みもしっかりした老紳士然の人物であった。 「…

大乱歩展・横浜人形の家

朝起きて、録画していた深夜アニメの『人間失格』と『犬夜叉・完結編』とを観た後、神奈川近代文学館(http://www.kanabun.or.jp/)の「大乱歩展」に行きました。 大乱歩展は「大」の字に相応しく、「何故こんなものまで?」と思う様な物品まで展示していま…