2020-01-01から1年間の記事一覧

【桑田次郎追悼記念記事】 桜井一著・桑田次郎画『完全犯罪ゲーム』(西東社・1985)

後述する面倒な計算をする時間がなくて後回しにしすぎてしまったが、今回は桑田次郎追悼記念記事である。 この『完全犯罪ゲーム』という作品は、運がらみの要素も強く、推理物のゲームブックとしてはつまらない部分もある。 しかしどのページにも必ずしつこ…

「新サクラ大戦 the Stage」(ネタバレあり)

「新サクラ大戦 the Stage」*1を鑑賞してきました。 旧作の舞台になかった新しい特色は、ゲームのシステムの一部導入でした。 LIPSにより全9公演の内容は毎回異なる仕組みとなっており、かつ一部のLIPSは観客自身が拍手の大きさにより選べるようになっていま…

久々に出来た生甲斐

私は未成年のある時期に生甲斐を喪失し、そこからは自己の知識欲を満たすだけの日々を過ごした。酒で言えばアル中のようなものであった。 やがて様々に学んできたものが、仏教の中の科学と矛盾しない範囲内の部分と結合し、一気に悟りを得た。 その数年後に…

一橋文哉著『モンスター』(講談社・2014)の「登場人物関係図」の酷さ

実家で発生した大事件*1の処理に追われ、余生の最大の目的であるはずの西に住む弟弟子への支援が滞りがちである。 それでも僅かな時間を活かして、問題の関連書籍を図書館で大量に借りては読み漁っている。 さて、金を払って一冊ずつ本を買おうとすると立ち…

放埓過ぎるNHKの解約手続き。この問題は非常に根が深いので告発したい。

1.はじめに(登場人物の設定) 個人情報保護のため、今回の主役はNHKと契約中のXさんとしておく。Xさんについては、私自身かもしれないし、その家族や友人かもしれないし、複数の人物の体験談の合併による架空の人物かもしれない、とでも思っていただきた…

例外的な一本の注釈記事。このブログで頻繁に批判してきた三人衆について。

1.現状説明 8月5日の記事で「九月から過去の低劣な記事を削除・非公開にする作業を開始する」という意味の宣言をした。 こういう事を決めたのは、四年前に書いたマクベスの魔女批判の記事の内容が自分にはね返ってきたきたからである。 過去に自分で書いた…

年中行事だったバックギャモンの師弟対決は、今年から原則行いません。

このブログのメインコンテンツになりかけたこともある、バックギャモンの全世界公開師弟対決は、今年から原則行わないこととなりました。 私の周辺で立て続けに起きた弟弟子や家族の問題のみならず、コロナで師匠が気楽に旅行を楽しめなくなった事が原因です…

最後に軽く幸福の科学関連の話題をやって御盆の活動報告終わり。次回はおそらく正月。

御盆を機に期間限定でブログの執筆活動を一時的に復活したものの、この記事でネタ切れである。 次の復活はおそらく正月であろう。それまでは仮に時間が出来たとしても、以前から予告していた一部の質の低い過去記事の削除や修正のために使いたい。 最後は、…

『新サクラ大戦 the Animation』全話視聴計画第10~12話

第10話:帝都壊滅?ツングースカの怒り 前回終盤の戦いの行方は曖昧であったが、今回の冒頭ではクラーラはカミンスキーに確保されており、帝国華撃団の霊子甲冑も完全に破壊されたさくら機以外の機体も半日かけて修理しても八割の性能しか出せない所まで壊さ…

『新サクラ大戦 the Animation』全話視聴計画第7~9話 今こそ京極慶吾を再評価すべき!

第7話:隠密作戦!デートを追え 神山が一時的に帰国して、欧州で探ってきた情報をもららす。それによると莫斯科華撃団の新隊長カミンスキーは、過去の経歴が一切不明な謎の人物とのことである。 第1話では神山への評価が低かった団員たちは、今回はなぜか神…

『新サクラ大戦 the Animation』全話視聴計画第4~6話

第4話:友情満開!千年桜 冒頭、通信室で神崎すみれが欧州の神山と対話をしているのだが、ここでの対話は扉に耳をつけると内容が判ってしまうようになっていると判明する。劇場に偽装しているとはいえ一応は軍隊の施設なのだから、もっと情報漏れを防げるよ…

『新サクラ大戦 the Animation』全話視聴計画第1~3話

テレビアニメ『新サクラ大戦 the Animation』を見たので3話ずつ感想を語っていく。 内容はゲームの続編らしいのでゲームのクリアー後に視聴する事も考えていたのだが、拠所無い事情により先にアニメを観る事となったのである。 とはいえ自分は旧五部作もかな…

「戦争責任の反省はドイツに学べ」が左派を変質させた可能性について

1.現状確認 以前別の記事*1にも書いたが、私は「日本全体が右傾化している」という言説には賛同しない。ただし「社会主義が退潮した」・「自衛隊の人気が高まった」という二点に本当に話を限るならば、その二点に関してはここ半世紀は右傾化してきていると…

『GARO -VERSUS ROAD-』全話視聴計画

『牙狼』シリーズのファンとして、『GARO -VERSUS ROAD-』を一応全部見た。 すでに言い尽くされていたことだが、不良たちが主人公のデスゲームとしてはそこそこ面白いものの、『牙狼』である必然性が感じられなかった。 とはいえ個人的につまらなかったとい…

そろそろ「なぜ中沢新一は島田裕巳以上に批判されないのか?」を反語ではなく疑問として真剣に扱うべきだろう。

前篇.細く長く続く中沢批判 オウム真理教の悪が暴かれたとき、かつてオウムを賞賛したりオウムに騙されたりした文化人がマスコミ等から批判を浴びた。 「その中でも一番叩かれたのが島田裕巳であった」という記憶を持つ人は多い。 そしてオウムが正体を現す…

『新サクラ大戦 the Novel ~緋桜のころ~』を読んだ。

新サクラ大戦 the Novel ~緋桜のころ~ (JUMP j BOOKS) 作者:無義 歩,広井 王子,イシイジロウ 発売日: 2019/12/19 メディア: 単行本 諸般の事情でここ最近事務連絡のような記事ばかり書いていたが、お盆なので限定復活である。死人ですらお盆に復活するのだか…

怒りの効用 私自身は二度と活用できないが

9月から弊害の大きな記事を大量に削除または非公開にすると予告しましたが*1、中でも仏教の助けを借りて貪・瞋・痴を一気にほぼ消し去る方法論については、記事全体を仮に残しておく場合でも「以下何文字削除」という形で消し去ろうと思っています。 話を「…

九月から過去の記事の一部を削除または非公開にしていきます。

このブログの過去記事の中には、考え足らずや舌足らずであったため今では適切な注釈が必要なものとかが多いのですが、「こういう例外もある」などの注釈を書こう書こうと思っているうちに記事をほぼ書けない状況に追い込まれました*1。 たとえば「身投げ救助…

生家で突発的事態が起きました。対応のため当分の間このブログの管理ができません。コメントの反映は当分諦めて下さい。

生家で突発的事態が起きました。 対応のため飛び回るので、当分の間このブログの管理ができません。 しかもこの問題が終わったあとも、例の苦しめられている後輩への支援がいよいよ佳境になり、ほとんどパソコンを私用に使用しない可能性が高いです。 今後数…

塵となりゆく私の不運と幸運

私は生まれつきかなり不運なほうであった。そして不運な出来事が起きるたびに、嘆き悲しみ、天や関係各位を恨んだものである。 だが非常に幸運なことに、科学と出版の盛んな現代の日本という正真正銘の仏国土に生きたおかげで、厳しい修行などをせずとも、ひ…

幸福の科学の教祖を「イタコ」と呼んで貶めた気になっている連中について

最近自由時間が一日平均数分ぐらいしかないので簡便に。 まあ仮に時間があっても、それは幸福の科学問題なんかではなく、被害を知ったのが僅か一週間の差*1*2とはいえ先約である「甲さんへの支援」にガンガン注ぎ込むつもりなんですけどね。 さて、以前から…

今の私の境地は錯乱坊そのものだと気付いた。 高橋留美子は天才である。

以前の記事でも書いた事だが、私は理論を中心に仏教を学んでいたら、あるとき食欲以外の欲や負の感情が99%ぐらい減った。 「仏教ではアートマンなんてものを否定し、「自己」と思い込まれているものとは、多数の要素の織り成す一瞬ごとの関係性の総体である…

不気味な符合。25年周期で日本に起きる「多数の一般乗客を巻き込むテロ」。

「自分たちは正しい!」と強く思い込んでいるカルト組織が、対立団体などに多大な被害を与えることは、しばしば見られる現象である。 しかし、それが「多数の一般人を巻き込む攻撃」であり「日本が舞台」であり「逃げ場のない乗り物という密閉空間が主な被害…

「安倍政権の暴走」よりも何倍も怖い「ポスト安倍政権の暴走」

「ポスト安倍が誰であれ、安倍政権より危険」等と書くと、かなり熱狂的な安倍政権支持者ですら一歩引いて警戒するであろうが、私は本気である。 理由は、政権の反対派が長らくスローガンとして「自公政権打倒」ではなく「安倍はやめろ」と唱えてきたからであ…

幸福の科学グループ関連の自己批判

自分は数年前、幸福実現党をマスコミが批判すらしない事を危険視して、個人のレベルで出来る範囲で党の監視をしていました。 そのための手段としてトップが同一人物であり母体でもある教団も調査したのですが、「兵器を作れそうな施設はまだ無いようなので、…

中途半端に推定無罪を理解した者達の中途半端なゴーン擁護論について

中途半端に推定無罪を理解した者達のゴーン擁護論は、「国外逃亡という犯罪をしたのは事実だが、経済犯罪については推定無罪だ」というものである。 だが本当に推定無罪を徹底するならば、国外逃亡も無罪を推定すべきである。 逃亡については本人が公的に自…

初代『仮面ライダー』のキノコモルグの登場時期は神がかっていたと思う。

初代『仮面ライダー』で、仮面ライダー2号登場直後に撮影されていたはずのキノコモルグとの戦いが第24・25話まで後回しにされたことについては、批判も多い。 最大の悪影響は、すでにショッカーの存在を知っているはずの石倉五郎が簡単に騙されてしまう場面…

コロナ問題で再び幸福の科学を問題視した。

幸福実現党が大量の候補者を出していたころ、このブログでは同党を監視していた。 さらには母体である幸福の科学も党の監視の一手段として監視した。そういう動機での監視であったため、大川さやか氏等の党での役職を持たなかった教団幹部の不祥事については…

私にも梵天が来た。身近な被害者を支援するため、残りの人生を使う。

少し前に、私と深い関係のあるカップルが離婚の調停を始めました*1。仮に夫を甲さん、妻を乙さんと表記しておきます。 私は甲さんに大義があると思っていましたが、甲さんは私の弟弟子みたいな人物でもあったので、逆差別的な発想で、念のため99%の応援にと…

元号と西暦と7月の悲劇

冒頭、世六と源五郎が激しく論争をしている。そこへ李綜が通りかかる。 世六「元号という制度は天皇が時間を支配するという意味が込められているので、非民主的です。だから廃止して西暦に統一しましょう」 源五郎「西暦はキリスト教だけを贔屓にするものな…