私にも梵天が来た。身近な被害者を支援するため、残りの人生を使う。

 少し前に、私と深い関係のあるカップルが離婚の調停を始めました*1。仮に夫を甲さん、妻を乙さんと表記しておきます。

 私は甲さんに大義があると思っていましたが、甲さんは私の弟弟子みたいな人物でもあったので、逆差別的な発想で、念のため99%の応援にとどめていました。

 しかし本日入った情報によると、乙さんは自分からごねて弁護士が考えた案を蹴って調停に持ち込んだのに、第一回の調停に欠席したそうです。関係各位のみならず、主権者全員を舐めたような態度です。

 慎重な私も、これで流石に100%の被害者である甲さんを全力で応援をすることにしました。

 私は数年前、仏教と科学の重なり合う部分を発見した途端*2、悟りのような境地に至り、個人としての欲が食欲以外全部消えました。

 そのとき、さっさと入滅するか、布教をするか、他の命の捨て所が見つかるのを数年待つかという三択を考え、とりあえず待つことを選びました。

 これが結果的に大正解だったようです。私の残りの人生は甲さんの支援に使い尽くすつもりです。

 もし悟っていなかったら、こんな無私の目標は掲げられませんでした。仮に悟っても、あのとき入滅や布教を選んでいたら、甲さんを助けることはできませんでした。

 曲線だらけに思えた私の今までの全人生は、このときのための一直線だったような気がします。