2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

司馬遼太郎著『翔ぶが如く』を読了

翔ぶが如く (10) (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1980/05メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 大昔に購入した『翔ぶが如く』を読んだ。 大河ドラマにもなった作品であり、分量は文庫で全十巻と、著…

「理学がとらえる太陽と資源、エネルギー」を聴講

第17回東京大学理学部公開講演会「理学がとらえる太陽と資源、エネルギー」(http://www.s.u-tokyo.ac.jp/event/public-lecture17/)を聴講してきました。 開演直前にはほぼ満席になったため、内側の空席にずれるようアナウンスがなされました。嘆かわしい事…

2月11日を「立憲記念の日」とする妥協案もありうるのではなかろうか?

皇室や神話に由来する祝日に対しては、強く反発する人が一定数いる。しかし休日を減らすという提案に強く共感する者は稀であるため、廃止論は一部のインテリの知的遊戯の域を出ていないのが現状である。 万人受けのする何らかの新しい解決策を工夫しない限り…

『差別と日本人』(角川書店・2009)を読んだ。

差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)作者: 辛淑玉,野中広務出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2009/06/10メディア: 新書購入: 9人 クリック: 232回この商品を含むブログ (122件) を見る 私は辛淑玉氏の著作を何冊も批判してきた。だが辛…

諏訪山吉祥寺の桜

文京区の諏訪山吉祥寺は、入り口が太い道路に面していて、近所にビル等もあるのですが、中は妙に広々としています。 石畳・花・建築・像がどことなく中華風です。都市の中に桃源郷的異世界が現出されています。 この見事に咲いた桜の樹の下には屍体が埋まっ…

イギリスの国益と二人のチャーチル――マールバラの呪い

藤沢道郎著『物語 イタリアの歴史』(中央公論社・1991)の245ページにて、スペイン継承戦争に関する面白い記述を発見した。 「戦争の最終段階でフランスが窮地に追い込まれた時、英国が和平に動いたのは、ブルボン、ハプスブルク両陣営のどちらにも決定的な…