2019-01-01から1年間の記事一覧

デジタルネイティブ世代への遺言。言論に言論以外のもので立ち向かった者たちを、ネット以後の常識で裁かないで欲しい。

「現代の価値観で過去を裁くな」という主張の多くは、「新憲法制定」とか「ソ連崩壊」等の政治的な動向で裁けない過去と裁ける現代との間に一線を引く事が多いが、本稿では時代をネット以前とネット以後という技術的な観点から分けている。 おそらくデジタル…

『牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-』

『牙狼』シリーズの映画を観た後はすぐに感想を発表するとともに、約一ヶ月ほど「ネタバレ注意」と題名に掲載するのが常であった。しかし、ここ約一ヶ月ほど非常に忙しくて記事を書けず、やっとこうして執筆にこぎつけた次第なので、「ネタバレ注意」とつけ…

芯の無い扇動屋を苦しめる過去の己の言動

以前、幸福の科学のアンチとシンパの多種多様なブログを集中的に読みふけったことがあった。 本来の目的は幸福実現党の監視のための基礎知識の収集であったが、副産物として扇動屋というものについてそれなりに面白い知見を得ることができた。 芯がある人は…

2018年の世界の民主主義指数ランキングを眺めて考えたこと

1.はじめに 有名なエコノミスト・インテリジェンス・ユニットによる2018年の世界の民主主義指数ランキングを眺めた。 前にも少し書いたことだが*1、私はこうした世界規模の取材力と広範な支持に裏打ちされた権威あるランキングを原則として概ね信じる事に…

全世界公開師弟対決 令和元年版

今年も師匠とのバックギャモンでの熱い対決の日がやってきました。 今年は師匠に時間があまりなかったため、五点先取の戦いを一回だけやることにしました。 我 対 師 1 - 0 1 - 2 1 - 4 1 - 5 はい、今年も敗北。緒戦で優勢に立った奢りが敗因で…

週刊ポストと流行語大賞を比較してダブルスタンダードを告発した人には、外山恒一氏の事も思い出して欲しい。

小学館の週刊ポストが「韓国なんて要らない」という特集を組んだ件について、差別的であるとして批判する声が一方にある。 これに対して、ユーキャンが「保育園落ちた日本死ね」を流行語大賞に選んだことについては、差別的であるという批判が弱かったとして…

「鳳梧洞戦闘」・「青山里戦闘」に関して親韓派が何も語らないのは悪手だと思う。

日韓では歴史や領土をめぐって様々な対立があるが、日本国内では大概は相手を擁護する見解も流通し論争が起き、その事に密かな誇りを持つ者も多数いる。 そして昨今では、輸出管理をめぐる対立で韓国を支持する意見が他の論争の平均より弱い事を危ぶむ声もあ…

「マスコミが諸派の動向を報じないのは、もはや参入障壁ではなくビギナー優待制度」という私の主張の証拠がやっと出来上がった。そして、「ではどうすべきか?」についても語る。

1.「起」の章 幸福実現党をマスコミがほとんど報道しない件については、多くのシンパが「マスコミが報道しないから票が伸び悩んで、悔しい」と語り、多くのアンチが「マスコミが報道しないから票が伸び悩んで、嬉しい」と語っていた。 私はその風潮に抗し…

「サクラ大戦 帝劇宣伝部通信」第3回(8/21)

「サクラ大戦 帝劇宣伝部通信」第3回(8/21) 1.総論として大満足 前回と前々回においては「もっと多くの情報を!」という気分になったが、今回は戦闘システム・関連商品・新キャラクター・イベント情報の量が非常に多く、大満足であった。 また減点ポイント…

最近、統一教会と政界の癒着を告発する主張をほぼ見かけなくなっていた件について。

第一次安倍政権の頃は、安倍晋三氏と統一教会の癒着が囁かれ、「安倍壺三」というあだ名も一部で流行していた。 しかし第二次安倍政権になってしばらくした頃から、統一教会と政界の癒着を告発する主張をほぼ見かけなくなっていた。 代わりにしばしば目にし…

「れい新」と「N国」はポピュリズムの要素が濃厚だと思う。しかし民主主義を砕く波としての側面よりも、防波堤としての側面の方が強いと思い、感謝している。

世間では既成政党の支持者からの「れい新」と「N国」への風当たりが強い。ポピュリズム政党だとして批判の対象とされている。 かくいう私も、既成政党のほうが好きであり、「れい新」と「N国」が大衆扇動型の政党であると分析しているうちの一人である。 に…

ネットが発達した現代だからこそ、「戦わない民主主義」を暫定的に支持している。

このブログでは「戦う民主主義」について何度も話題にしてきた。しかも正の側面と負の側面の両方を紹介してきた。 しかし一方で自分自身の態度については語ってこなかった気がする。 これについては昨日現実に熱く語ったので、その内容をほぼそのままここに…

幸福実現党衰退の時期を見切った自分の判断は正しかった。

幸福実現党が結成されたとき、マスコミがしっかりと監視をしてくれないのに候補者数が無視できないレベルの人数だったため、ボランティアで監視を始めた。基本的に実現党の総裁を筆頭とする有力者の言動の問題点を紹介していく形であった。 母体である教団自…

「サクラ大戦 帝劇宣伝部通信」第2回(7/25)

1.はじめに 「サクラ大戦 帝劇宣伝部通信」第2回(7/25) 「サクラ大戦 帝劇宣伝部通信」第2回(7/25)の感想を書いていく。 なお第1回の記事のリンクも貼っておく。 2.前回の宿題。ヒロインたちについて。 前回記事ではヒロインたちへの思いについては公平…

私と仏教の関係その2 科学的仏教理解の負の側面

私は自分が神経科学と仏教の総合理解によって「三毒」をほぼ消し去った。残念ながら後述するようにある程度の三毒は残ったので、完全な悟りではないが、それでも過去の100倍は精神的に楽になった。 このため、布教こそしなかったものの、他人から悩みを相談…

私と仏教の関係その1 負の感情がほぼ消えるまで

1.はじめに 今書かないと永久に書かないまま終わってしまいそうな話題なので、推敲もせず思いつくままひたすら書いてみる。誤記その他はいつも以上にあると思うが、お許し願いたい。 テーマは私と仏教の関係である。 私は(多分)後述する様に、仏教にヒン…

コバトンカフェ

埼玉県の公式ゆるキャラが集う「コバトンカフェ」に行ってきました。

サクラ大戦 帝劇宣伝部通信(6/26)

1.総論 『サクラ大戦』シリーズは、西暦1996年に初代が発売されて以降、絶大な人気を誇りつつもそれに安住しない野心的な続編を次々に発売していったシリーズである。 ところが何らかの事情により2005年の『V』を最後に正式な続編は作られなくなり、既存の…

西暦2019年版『どろろ』が描いたもの

西暦2019年、突如としておよそ半世紀ぶりに『どろろ』がアニメ化された。 これが昨晩完結したので、その感想などを書いておく。 原作では悪役として自分の利益のために息子の体の大半を鬼神に捧げた醍醐景光であったが、本作ではこの契約の見返りが民の利益…

「コンビニからのエロ本撤去反対論」、ネットで読めるのはせいぜい「間接的に困る人の意見」まで(別館からの移転記事)

「コンビニからのエロ本撤去」について、「自分は多様な反対論者の意見をかなり学んだ」と思っている人は、自称賛成論者にも自称反対論者にも多いだろう。 しかし、その反対論者の意見が、せいぜい「間接的に困る人」の意見に限られていないか、今一度思い出…

死ぬ覚悟の無い「ハンストまがい行為」にも意義が有ると思う。問題はその行為を何と呼ぶかだ。(別館からの移転記事)

ハンストとは、「要求が受け入れられなかったら死ぬぞ。それでもいいのか?」と権力を命懸けで脅す行為である。 このため、初めから死ぬ覚悟どころか健康を害する覚悟すら無い者が「ハンスト」と称してハンストまがいの行為をすると、社会的に叩かれる。 か…

『神ノ牙-JINGA-』全話視聴計画07~12(別館からの移転記事)

EPISODE07/『絆/断』 刀眞が修練場に預けられそうになるが、やっぱり一緒に戦う事になるという話。ラストでは、また裏ジンガが殺戮をする。 途中、御影端斗がホラーになったのは自身の弱さからではなく、ホラーの宿った短剣を刺されたからであるという説が…

『神ノ牙-JINGA-』全話視聴計画00~06(別館からの移転記事)

別館を廃止することにしたので、その前に記事の一部を再編集しつつ転載します。 EPISODE00/『神牙/ジンガ』 今回は魔戒騎士としてのジンガの活躍を描く作品であると聞いていたので、てっきり『-GOLD STORM-翔』の前日譚だと思っていたのだが、何と映画『神…