『神ノ牙-JINGA-』全話視聴計画00~06(別館からの移転記事)

 別館を廃止することにしたので、その前に記事の一部を再編集しつつ転載します。

EPISODE00/『神牙/ジンガ』

 今回は魔戒騎士としてのジンガの活躍を描く作品であると聞いていたので、てっきり『-GOLD STORM-翔』の前日譚だと思っていたのだが、何と映画『神ノ牙-KAMINOKIBA-』の後日談であった。

 映画では格好良く終わったメシアとの最終決戦はジンガの敗北で終わり、ジンガはさらに未来に「御影神牙」として転生したようである。

 人間の相棒は魔戒法師「楓沙」。

 魔導輪は「アルヴァ」で、声優はアミリを演じた女優と同じなので、これも転生体みたいなものなのかもしれない。魔導輪は善玉ホラーが素材なので、ひょっとすると転生どころかアミリ本人の可能性もある。

 神牙の特徴は、戦闘力は最強級だが、過去のトラウマからその方面でのメンタルが弱いというもの。具体的には、父「御影端斗」がホラーに憑依されたので自ら手をかけ、この過程で母「御影小百合」が死んだというもの。

 ちなみに公式サイトによると、「小百合」は「さゆり」ではなく「こゆり」と読むらしい。

 そしてこの初回は、そんなジンガにとって一番厄介なホラーである、子を思う母親の気持ちが暴走した女性に憑依するノンロッソ。

 ジンガは途中で色々迷うものの、しっかり夜の野球場でノンロッソを倒す。

 この夜の野球場、客が一人もいないのに照明が煌々とついている。

EPISODE01/『 消滅/再生 』

 魔戒騎士たちが昼間に妙な格好で歩いていても世間に溶け込んでいる理由が、魔術によるものだという設定が新しく語られる。

 『闇を照らす者』第13話や『魔戒烈伝』第7話では、魔戒騎士がわざわざ変装をしていたが、これはホラーすら騙すためだったのか、それともこの魔術が使えなかったのかは、不明である。

 今回のホラー「カデーナ」は未成年の学生に憑依する。『魔戒烈伝』第7話の設定からすれば相当珍しいはずである。

 しかも斬ったはずが魔戒剣にも封印されず、憑依されていた者が死なないという、シリーズ史上初の事件が起こる。

 どうやら様々な偶然が重なって起きた珍事件のようであり、これが今後の展開の重要な伏線になるようである。

EPISODE02/『 絶望/希望 』

 前回から十日後、カデーナに咬まれた右手の傷が治りきらない神牙。

 今回のホラー「フォーンス」は、神牙の弟の「御影刀眞」の封印されていた記憶を蘇らせ、父端斗を殺したのが神牙であったと教え込む。さらには陰我を増幅させてホラーにする。

 神牙は前回と同じ奇跡が起きることを期待して右手で刀眞を斬ると、やはり今回もホラーを人間に戻せた。

 ちなみに左手で斬るとこの現象は起きない設定のようである。

EPISODE03/『 決意/悪意 』

 悪人に家族を殺されたプロレスラーがホラーに憑依され、悪人だけを食い殺すようになったという話。

 これも初代第四話のパズズと同じく、「倒すのが本当に正しいのか?」という疑念を生じさせる。

 さらには「仮に倒すとして、左手で討滅すべきか、右手で治療すべきか?」という今作ならではの問題も出ていた。

 なお現代から遥か未来の『-GOLD STORM-翔』の更に未来を描いた本作であるが、作中の新聞記事によれば、まだ警察への電話での通報は110番のようである。

EPISODE04/『 疑念/目覚 』

 神牙の管轄で急にホラーが増え始める。どうやらゲートを配りまくっている女性がいるようである。アミリの使っていた青い蝶も飛ぶようになったので、アルヴァではなくこのゲート配布人こそが復活したアミリなのかもしれない。

 神牙の能力や性格を疑った番犬所から、狼斬というタイシの職にある者が調査に来るが、納得して帰還する。

 狼斬の弟子の紫杖は、今後は神牙の下で修行を積むことになった。

 紫杖はいかにもレギュラー化しそうな雰囲気を漂わせていたが、神牙は月が雲によって隠された途端に性格が変わって、紫杖を殺してしまう。

 これはなかなか衝撃の展開であった。

EPISODE05/『 混迷/教示 』

 今回のホラーは、EPISODE03と違って善人をカモにしていたので、楓沙はますます救済への疑問を持つ。

 しかしホラーになった事情を知り、やはりジンガによる救済を正しいと考える。

 ところが結局は裏人格のジンガが救済をせずに普通に討滅してしまった事が最後に示唆される。

EPISODE06/『表/裏』

 ジンガの二つの人格が争ったり、黒幕がやはりアミリである事が判明した会である。

 アミリはジンガに「ホラー喰い」をさせたがっているようだが、詳しい目的はまだ不明である。

 裏人格のジンガも何を考えているのかよく判らない。