第1話「鎮魂歌」
この話が始まった時には事前の情報がほとんど無かったので、最初にシグトが登場した時には彼こそが主人公の新編が始まるのではないかと思ってしまった。
しかし途中から烈花が登場し、烈花の物語になった。
一般の魔戒騎士は死後も刺激があるとゾンビ化して狩るべきホラーを探して彷徨ったりする事もあるという設定が明かされた。死後は英霊の塔で先輩や後輩とともに暮らせる歴代牙狼と比べ、何とも哀れな話である。
第2話「天満月」
更に烈花の話が続くのかと思いきや、今回はジンガとアミリの前日譚であった。
今回のシーズンは歴代の牙狼シリーズの名脇役達の外伝集であるのだと、この時点で気付かされた。
題名に「月」が入っている点で、思わずニヤリとさせられた。
第3話「無頼漢」・「処方箋」
「無頼漢」と「処方箋」は、それぞれ四十万ワタルとマユリを主人公にした、時代も完全に異なる別個の話であるが、公式のページ(http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/garo-retsuden/episodes/)では両者を纏めて「第3話」の扱いにしている。
戦闘ばかりの話と戦闘の無い話という極端な傾向の二つの話なので、放送を一回に纏めたのは正解だと思う。
第4話「異邦人」
莉杏が主役の話であるが、牙狼も脇役として少しだけ登場する。
前半で莉杏が打ちのめしたチンピラが後半でホラーに憑依されていたが、ひょっとして彼の陰我を拡大させてしまったのって莉杏なのでは・・・。
第5話「騎士道」
ユナ・カインのコンビが活躍する。
よって外伝のそのまた外伝ということになるが、さらにこの話の後日談を知りたくなってしまう程、面白かった。
敵(?)も長く牙狼シリーズを見守ってきた者からすると、かなり思い出深い相手であった。
第6話「根無草」
媚空が主役の話である。
今までの牙狼シリーズで出てきた敵とは一味違う謎の勢力が敵として登場する。
彼等の詳細な設定は明かされないまま終わったので、これもまた更なる外伝を期待したいものである。