『牙狼<GARO>-魔戒烈伝-』全話視聴計画(第7〜12話)

第7話「転校生」
 ラダン封印後、魔戒法師を引退して高校に通い始めたハルナの物語。
 「未成年がホラーになることは(ほとんど)ない」という設定が語られる。言われてみると確かに、今まで登場したホラーの大半が成人に憑依したものであったし、たまに未成年の姿のホラーが登場しても、それは憑依ではなく変身によってうまれたものであった。
 未成年は陰我が弱いのだろうか?
第8話「絵空事」・「試金石」
 烈花・シグトのコンビが再登場。魔戒列伝で二回以上登場出来たのは、彼等が初めてである。
 後半はクロウと毒島エイジの後日談。毒島エイジがエイリス事件の罰として有期の禁固刑に処せられた事と、その刑期中はクロウが大師代行に選ばれた事が、設定として明かされていた。
 今回も一方は戦闘がメインの話であり、もう一方が人情話であった。
第9話「青二才」
 代知が見習いから本職の闇斬り師になるための試験の話。媚空は本作二度目の登場となる。
 入心の術について、現実世界で一秒経過するとともに相手の内面で三分間活動出来るという設定が明かされる。
第10話「破天荒」
 リュメに関する前日譚。
 リュメが来る前のラインシティがホラーの巣窟だった事が明かされる。また回想場面を通じて更に大昔のリュメ活躍についても少しだけ知る事が出来る。
第11話「陰日向」
 山刀翼と邪美の物語。
 見習い時代には翼よりも強かったが、深い傷を負って魔戒騎士の道を諦めたという設定の人物が登場する。大抵の傷は治せる薬が存在する世界観にしては不思議な設定なので、ひょっとしたら彼の傷とは心の傷を指しているのかもしれない。
第12話「金字塔」
 烈花・シグトのコンビが何と三度目の登場である。しかもその内の二回は初回と最終回なので、仮に主役を決めるとするならばこの二人という事になりそうである。
 また二人とは生きた時代が異なる莉杏も夢の共演を果たす。その原因は、時空を操る事に長けたエイリスとザジが手を組んだ事にある。
 全ての時代に触手を伸ばしたエイリスを使えば、こういう外伝を作る事も出来るのだなと、感心する事しきりであった。
 また牙狼の永遠の宿敵であるザジを最終回にもってきたのも、良い趣味であると思った。