2017-01-01から1年間の記事一覧

『牙狼<GARO>-VANISHING LINE-』(第6〜9話)

第6話「INTRICACY」 またもやソフィーが大活躍をする。それは現代の一般人ですらできる程度のネットの情報収集であったのだが、ネットに疎いソードやルークには非常に強い援護となった。 ソフィーを邪魔者扱いしていたルークも、命を救われた事で彼女を認め…

現実と想像の区別がつかない人を多少見直した話

※以下の記事は、個人情報保護のために事実の約20%を改変したものです。 世の中には思い込みが激し過ぎて現実と想像の区別がつかない人がいるらしいことは、精神医学の素人である私でも、噂を通じて知っていた。 ネット上ではたまにそういうキャラクターが登…

幸福実現党を称える目的のはずの疑似ゲーム動画に、埋伏の毒

幸福実現党の「非公式クリエイターチーム」と称する者が、他の政党を揶揄すると同時に幸福実現党を褒めたかのような内容の、疑似ゲーム動画を発表していたらしい。 この動画は、幸福実現党のシンパのブログでは、嬉々として紹介されている。対してアンチのブ…

『牙狼<GARO>-VANISHING LINE-』(放送直前SP・第1〜5話)

今まで牙狼シリーズの全話視聴計画は、ある程度の話数を観終わってから纏めて掲載してきたが、最近は記憶力が衰え始めたので、一つ話を見る都度記事を書いてしまうことにした。 放送直前SP 主要登場人物の声優が登場して色々と語ってくれる回であった。 最初…

予測が外れました。小池新党の影響力は予想以上でした。(追記あり)

一ヶ月半前、今後の小池新党の影響力を見くびる記事(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20170810/1502353880)を書きました。この記事の予測はどう言い訳をしても、「ハズレ」に分類されます。 ここで「みんなの祈りが通じたから未来が変わったのさ」とか言い…

これだけ芸能人や政治家の不倫を社会的に叩く日本で、姦通罪の創設を唱える声が聞こえてこないのは何故だろう?

テレビをつけると毎日のように芸能人や政治家の不倫がやたらと叩かれている。 不倫はそもそも犯罪ではなく、せいぜい民事上の違法行為にすぎない。それなのに大々的にスキャンダルの扱いになっている。 ここまでは多くの良識派や法律マニアが指摘する所であ…

「怪獣使いと少年」を少し捻くれた視点から視聴

『帰ってきたウルトラマン』の、差別問題を扱った回として名高い「怪獣使いと少年」は、しばしば悪い差別者と善良な被差別者の二項対立的な分かり易い説明によって紹介されるが、しっかりと時間をかけて視聴をすると、更に味わい深い回である。 以下、多くの…

胡种と胡軫の関係 ついでに李傕の昇進に関して思ったこと

後漢書王允伝には司隸校尉の「胡种」という人物が登場する。 王允政権時代の右扶風であった王宏が、李傕政権によって逮捕されると、王宏と仲の悪かった司隸校尉胡种は、王宏を殺してしまう。しかし夢の中で王宏に杖で殴られ、その後すぐに死んでしまったのだ…

数の暴力を活用した張飛 vs 少数の兵で果敢に挑んだ曹操

※最近手元に本がないので、引用した漢文は全部、中央研究院の漢籍電子文献資料からのものです。 『三国志』の張飛伝では、曹操が長阪で劉備に追いついた時、張飛が僅か20名の騎兵でしんがりを務める場面がある。 「曹公追之,一日一夜,及於當陽之長阪。先主…

夏休み初日はボリビアフェスティバル2017

春からずっと早朝に起きる生活をしていたのですが、8月12日深夜をもって、忙しさに終止符が打たれました。 ダラダラやれば13日の23時59分まで拘束されるはずでしたが、ボリビアフェスティバル2017(http://boliviafestival.com/)で公演をするので見に来いと…

日本ファーストの会の立ち上げは一瞬出遅れた。

ちょうど今、日本ファーストの会の立ち上げが少しだけ盛り上がっているので、その感想でも書いてみようと思う。 六月から七月にかけて、内閣支持率は非常に低かった。これについて、最大の原因を某学園関連のスキャンダルのせいであると分析する向きもあった…

「戦う民主主義」は必ずしもその国・その時代の「中道」の味方ではない。

制度としては概ね民主主義を採用し、その上で思想良心の自由を一定程度制限して極論を法的に禁止する、所謂「戦う民主主義」というものがある。 右派や左派に属してこれを推奨する人には、しばしば「君もただでは済まない可能性が高いぞ!」という警告が寄せ…

「未だに麻原彰晃への帰依をやめていない」がアレフの脅威を煽る定型句となっているが、本当に麻原至上主義が蔓延しているのなら、ある意味では安全だ。

「未だに麻原彰晃への帰依をやめていない」がアレフの脅威を煽る定型句となっているが、本当に麻原至上主義が蔓延しているのなら、ある意味では安全だ。 なぜなら、麻原以外の者からの命令を真摯に受け止めない信者と、どうせ信者に命令を下せない状況にいる…

「極東」という自称は自虐的側面より他虐的側面の方が強いと思う。

「欧米人の世界観を真似て「極東」と自称することは自虐的だ!」という主張が世にある。 これについては自分はほんの少しだけ同感しているが、大した問題だとは思わない。 赤道を南北の中心とし、旧グリニッジ天文台を東西の中心とするという決定は、キリス…

「許すな痴漢!  警視庁」を許さない。

痴漢に関するネット上の議論の大半は、痴漢の被害それ自体に関するものか、冤罪をめぐる種々の問題に関するものか、「痴漢は犯罪です」が日本語としておかしくはないかというものかの、どれかである。 だが本日私が指摘する問題は、それらに負けず劣らず重要…

今度の幸福の科学の映画では厚化粧の「コクシ」が悪役らしい。

『仏陀再誕』以降の幸福の科学の映画には、会内の反主流派による主流派批判のメッセージが込められているという有力な説がある。私もその説の支持者である(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20100925/1285341117・http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20120…

アニメ版『リングにかけろ1』の影道編と世界大会編は、無印・日米決戦編の続編として視聴すると落第点しかあげられない。

原作『リングにかけろ』は、登場するボクサーの強さがが徐々にインフレ化し、人智を越えた強さになっていった作品であった。 一方アニメ版は最初から人智を越えた強さであった。必殺技の演出は過剰な程であり、その威力も凄まじいものであった。 全十二話と…

辛淑玉の筒井評は法螺と決めつける訳にはいかない。

検索で飛んできて題名だけ読んで、「あ〜、また一つ新たに無理な辛淑玉擁護記事を踏んでしまった!」と思って帰ろうとしている人もいるかもしれないが、それは誤解である。一応最後まで読んでいって欲しい。 最近、筒井康隆が韓国の日本大使館前に設置された…

韓国の大統領罷免問題について、「まるで日本だ!」という意見だけ何故か見かけなかったが、私はそう感じた。

韓国で、スキャンダルのあった大統領が国民的運動の力を背景に罷免され、その後は後継者選びでも小さなスキャンダルの嵐が巻き起こり続けているようである。 管見の限りでは、韓国のそうした状況を日本と比較する言論の大半は、「韓国の民主主義は日本よりす…

『絶狼<ZERO>-DRAGON BLOOD-』全話視聴計画(第8〜13話)

第8話「写真」 カゴメの葬儀の後、零は現場の判断で竜の卵の破壊する事も考えるが、烈花は一応元老院の指示を聞きに行く。 直ぐに破壊した方がいいかもしれない危険物であるならば、仮に指示を仰ぐにせよ、一応卵は元老院まで持参すべきであろうに、この時点…

『絶狼<ZERO>-DRAGON BLOOD-』全話視聴計画(第1〜7話)

第1話「銀狼」 初回だけあって、主人公である涼邑零の魔戒騎士「絶狼」としての活躍をかなり詳細に描いている。戦闘シーンを長引かせ、様々な技や小道具を使わせるために、雑魚のホラーも大量に登場する。 竜の卵を探すヒロインの尋海アリスは、古風なフィル…

関白藤原忠通、白象に乗りて暹羅國に攻め入る

『水滸伝』の続編の中では一番面白いと言われる、『水滸後伝』を読んだ。 日本語訳は東洋文庫を使い、原語が知りたくなった時にはこちらのサイト(https://zh.wikisource.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%BB%B8%E5%BE%8C%E5%82%B3)を使った。 長年読まなかったのは、…

としま鬼子母神プロジェクトに異議あり!

池袋アニメイトの側に、池袋保健所が建っている。一階のスペースには、性病や子育てといった性に関する情報を集めたコーナーがある。これから異性と付き合ったり子を作ろうと考えているが知識不足を実感している若者が、アニメイトのついでに気軽に立ち寄れ…

岩井志麻子著『十七歳』(徳間書店・2007)を読んだ。著者の長編も読んでいこうと思った。

十七歳作者: 岩井志麻子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2007/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る 岩井志麻子氏の『現代百物語』シリーズを読み、自由な長さで書いた作品も読みたくなり、『ぼっけえ、きょうてえ』を読んで感動をしたと…

映画版のおかげで設定の破綻が理解できた『華氏451度』。そして洗脳装置としての映像の力の限界について考えた。

華氏451 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル発売日: 2012/05/09メディア: DVD購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (20件) を見る華氏451度〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)作者: レイ・ブラッドベリ,伊藤典夫出版社/メーカー: 早川書房発…

清水富美加氏の「出家」を機に、幸福の科学教団とその信者に望む事(追記あり)

清水富美加氏が幸福の科学に「出家」したという事件が話題となっている。 「関係者の中で、誰がどの程度悪いのか?」という議論にも今後参入するかもしれないが、現時点ではほとんど背景の情報を持っていないので、しばらくはそうした記事を書く予定はない。…

ホラー映画『ボイス』・『ヴォイス』、両方楽しめた。

自分の周囲で、『ボイス』という韓国のホラー映画が面白いらしいから借りて観ようという話になった。参加者は全員未見であり、ネタバレ情報すら持っていなかった。 借りる担当の者は、棚に『ボイス』と『ヴォイス』があったので、どちらが本物か判らなかった…

映画版、『ぼっけえ、きょうてえ』(2006)には馴染めず。

インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~ [DVD]出版社/メーカー: 角川映画発売日: 2007/05/25メディア: DVD購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (16件) を見る 小説『ぼっけえ、きょうてえ』に感動したので(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/2017…

珠玉のホラー短編集 岩井志麻子著『ぼっけえ、きょうてえ』(角川書店・2002)

ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)作者: 岩井志麻子,甲斐庄楠音出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2002/07/31メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 286回この商品を含むブログ (116件) を見る 「岩井志麻子」という作家の名前を知ったのは、彼女の書いた…

謝罪を求められなかった失敗こそ、意識的に自ら反省しなければならない。例えば汪兆銘に対する合意違反について。

「謝罪」と「反省」はしばしば混同されるが、元来は別の概念である。 「謝罪」は相手への癒しであり、「反省」は過去を参考にして未来の糧とする思考である。 謝罪を求められた案件については、誰でも自然に何らかの反省をする。その案件が謝罪すべき悪事だ…