『牙狼<GARO>-VANISHING LINE-』(第6〜9話)

第6話「INTRICACY」
 またもやソフィーが大活躍をする。それは現代の一般人ですらできる程度のネットの情報収集であったのだが、ネットに疎いソードやルークには非常に強い援護となった。
 ソフィーを邪魔者扱いしていたルークも、命を救われた事で彼女を認めるようになった。
 なお今回のホラー「ウノンベラ」は映画館全体が一匹のホラーであり、倒すと映画館も消滅した。
 初代『牙狼』では、物に憑依するホラーは、九十体以上のホラーを倒してきた魔戒騎士でも初めて出会うという、非常に希少な存在であった。しかし今回はまだ第6話だというのに、もう二体も登場した事になる。
第7話「SCOUT」
 ソフィーの住む施設がホラーに襲われる。
 これまで何かとソフィーの活動を制限していたシスターは、武術を用いてホラーを相手に時間稼ぎ程度の活躍を見せる。「ひょっとして凄い人なのか?」と視聴者が思った辺りを見計らって、シスターは死ぬ。ある程度視聴者が感情移入していたため、彼女の死を悼むソフィーの悲しみもより伝わりやすくなっていた。残酷だが優れた演出である。
 なおシスターに止めを刺したのは、ホラー本人ではなく、それを倒しに来た謎の暗黒騎士「ナイト」である。彼はエルドラドのキングの部下であり、その命令に従ってソフィーを迎えにきたらしい。
 そしてそのまま次回へと続く。
第8話「KNIGHT」
 ルークは早々にナイトに敗れ、以後はソードとナイトの戦いが延々と続く回であった。視聴していて99.9秒ルールが本当に守られているのか不安になった。
 第6話で示唆されていた情報と今回の情報を総合するに、ナイトはルークの父親であり母を殺した人物でもある可能性が高そうである。
 ナイトは何も得ずに去っていったので防衛は一応成功だったとも言えるが、本当の実力はソードより少し強そうである。
第9話「SETTING OFF」
 ナイトが逃亡した方向は、魔戒騎士・魔戒法師たちの勢力が及んでいない地域だったとのこと。ソードにはそれでも追跡の任務が与えられる。
 途中のガソリンスタンドの店員は、チアキそっくりであった。先回りしていたのかクローンなのか他人の空似なのかは不明。
 今回は田舎の風景だけ延々と流れて終わった。