1.はじめに
「サクラ大戦 帝劇宣伝部通信」第2回(7/25)の感想を書いていく。
なお第1回の記事のリンクも貼っておく。
2.前回の宿題。ヒロインたちについて。
前回記事ではヒロインたちへの思いについては公平を期すため宿題にさせてもらったので、本記事では動画にない部分も含めて、現時点での感想を一人ずつ語ってみる。
なお人物たちの紹介順は、公式サイト*1に従った。
ただし前回と同じく「平等」を理由に、キャラソンについては語らないでおく。これは次回以降への宿題となる。
※天宮さくら
見た限りでは、ほぼあらゆる側面において先代である真宮寺さくらの系譜を継いでいるようである。正統の中の正統なので、無理に独自性を出さなくても自然にキャラが立つことであろう。
※東雲初穂
東京を守るのが仕事の中心である帝国華撃団であるが、実は東京出身のメインキャラクターは彼女が初めてである。それも代々続く東雲神社の出という設定であるから、ひょっとしたら江戸に降魔が誕生した戦国時代から、先祖代々の因縁がある可能性がある。敢えて地元キャラを出したのであるから、そうした事情を描いて欲しいと期待している。
※望月あざみ
忍者キャラというのは、ある地点までは容易にキャラが立つ一方、その後で他作品の類似キャラとの違いを出すのに難儀するものである。108の掟とお菓子好きという性格でどこまでキャラを立てられるかが課題となるであろう。
※アナスタシア=パルマ
日本で「アナスタシア」と聞くとすぐにロシア人を想起するものである。そこをあえてギリシア人とした点でまず不意を突かれた。予算不足の華撃団がなぜ獲得できたか不思議な万能タイプらしいので、その秘密が徐々に明かされていく物語を楽しむことになるのであろう。
※クラリッサ=スノーフレイク
何とルクセンブルク人である。取材のしやすさ、プレイヤーの親しみやすさ、という大人の事情のせいか、過去のシリーズに出てきた外国人はいずれも有名な強国の出身であったが、彼女の国籍の設定はそうした制約を乗り越える偉大な挑戦であると考える。また読書好きという有りがちな設定を、戦闘における特殊能力とも関連付けたのも、かなり面白い試みである。私が一番注目している人物である。
3.もう一点、前回の話題の続き
15:10ごろから、今回の画風は3Dを視野に入れて考え抜かれたものであるという話題が出ていた。これは前回の私の予測が当たったことになるので、中々嬉しい。
4.最大の評価点 戦闘パート
戦闘をターン制を廃してアクションにしたのは、思い切った試みである。そして見た限りでは成功の部類に入る内容だったと感じた。
これは『サクラ大戦3』のオープニングにヒントを得て作られたものらしい。
せっかくなので、旧作も全部この要領でリメイクするという逆輸入もいつかして欲しいものである。
また没にしたターン制も、単に消すのではなく、戦闘シミュレーションなどの名目でミニゲームとして存在してくれていたらいいな~。
5.判断保留中 外国の華撃団のキャラデザについて
異国情緒感をだすために、外国の華撃団のメンバーについては国ごとにキャラクターデザインの担当者を変えたらしい。
これ自体は面白い試みであるが、まだすべての外国の華撃団のデザインを見ていないので、何ともいえない。下手をすると作品から統一感を奪いかねないからだ。
また、メカニックデザインの思想性の違いこそ、上記の弊害なく異国情緒性を出せるものだと私は考える。こちらの担当者も国ごとに変えたというような話は聞けなかったが、いかがなものであろうか?
6.減点の可能性が高い要素
10:29ごろ、「貴方がキャプテン・カミヤマかしら」というセリフが聞ける。
軍隊で「キャプテン」といえば、海軍の大佐か、陸空軍の大尉を意味する。
よって兵学校を卒業したばかりの神山少尉の英訳としては不適切である。
文脈や世界観がまだ完全に明かされていないので、確実に減点とは断言できないが、おそらくは減点するであろう。
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