最近の『相棒』では多摩地域が舞台になる事が多いですね。season7の最終話、season8の第二話、そして先程放映された話・・・。
私も奥多摩湖の紅葉を観に行きました。
バス停「奥多摩湖」で降りて、まずは奥多摩湖を鑑賞。水も木も霧も綺麗です。
小河内ダムに行きます。
何やらモクモクしてますね・・・。
うわぁ。ダムから放出された水が湯気みたいになっている様でしたが、あまりに視界が悪くて良く判りませんでした。
ダムを越えると今回のお目当てである「奥多摩湖いこいの路」(http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/water/pp/ikoi/)です。以前来た時は、吉川英治記念館(http://www.kodansha.co.jp/yoshikawa/)の閉館時刻が気になり、ほんの1㎞ぐらい歩いて引き返してしまいました。それでずっと心に引っ掛かっていたのです。
スタート地点付近の看板には、たった12kmの路なのに、所要時間は四時間ぐらいだみたいな事が書かれていました。私は馬鹿にしてずんずん進みました。昔話ではこういう人間は決まって危機に陥ります。
南の海みたいに緑ですね。鮮やか過ぎて不気味とすら言えます。社会科の教科書とかで習う「青潮」みたいでもあります。経済発展著しい某国の工場排水塗れの毒の河も連想させます。
紅葉も勿論綺麗ですとも。
2km地点で看板が・・・。自信が無かったら引き返せだそうです。そういえば、『ドラゴンクエストⅢ』にそんな洞窟がありましたね。
10kmぐらいで大袈裟な!と私は憤慨してずんずん進みました。昔話ではこういう人間はほぼ確実に死にます。
そして直ぐに何が言いたかったのか判りました。路は急に狭くなり、右側は切り立った崖となりました。柵とかはありません。ちょっとバランスを崩したら即死です。
鞄を右手に持つと、その重みで崖から落ちる様な気がしました。でも左に持つと、自分と崖との距離がますます近付きます。ならば両手を使って前に持つと・・・いざという時咄嗟に手を使えませんね。やはり似非中道こそ最悪です(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20090614/1244906691)。
結局ゴールの「山ふるさと村」(http://www.yamafuru.com/index/index01.htm)まで三時間弱かかりました。一応看板記載の所要時間には勝ちましたが、速歩きが自慢の私としては屈辱的な記録です。
写真で見る様に、レストラン「山翡翠亭」は原則としては上品な雰囲気でした。一方でソースの容器等は悲しくなるぐらい安っぽかったです。上品さと庶民的親しみ易さとが渾然一体となった空間を演出したいのか、それとも何にも考えていないのかは不明ですが、少なくとも私の感覚では、そこに「侘び」みたいなものはありませんでした。
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