幸福実現党の11月22日の声明を読んで

 前回の衆院選新党本質に対して相手が二度と立ち上がれない程の奇跡の決定的圧勝という歴史的快挙を成し遂げた幸福実現党が、次回の参院選にも挑戦するという声明を発表した(参照→http://www.hr-party.jp/pdf/091122_1_info.pdf)。
 これを読んだ私がふと思い出したのは、山岡荘八の『伊達政宗』で登場人物の一人が政宗に語った豊臣秀吉批判である。唐入りに際しては、莫大な費用をかけて朝鮮を征服するより、その金で朝鮮王を買収した方が良いという意見である。どの巻で誰が語っていたのかは残念ながら思い出せないのだが、この発言は横山光輝による漫画化の際にも残されていたと記憶しているので、かなり多くの人が知っているのではないかと思われる。
 幸福の科学も莫大な選挙費用を浪費するよりは、その金で貧民救済を行ったらどうだろうか?貧しくなっても幸福の科学やそれに対抗する諸宗教団体が助けてくれてしかも入信も迫られないという状況が日本に現出されれば、必然的に小さな政府を支持する選挙民の数が増えるというものだ。(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20090721/1248104379
 そうすれば民主・自民両党において減税を目指す議員の発言力・議席数が増すであろう。
 更に幸福実現党が出馬しなければ、票が民主右派や自民に流れるであろうから、鬼に金棒だ。
 この様にした方が幸福実現党の目指す社会により簡単に近付けると思うのだが、如何なものであろうか?

伊達政宗 (1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫 51)

伊達政宗 (1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫 51)

伊達政宗(1) (講談社漫画文庫)

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