※題名の「ネタバレ注意」は2月頃に外す予定。
『相棒season15』第10話「帰還」(http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/contents/story/0010/)は、妙に幸福の科学を連想させる話であった。
事件の舞台となった黒水町(くろずちょう)では、数年前まで教祖的なカリスマを持った「タカハシ」という人物が活躍していたため、元受刑者にも優しい人間関係が成立していた。
タカハシの死後、この成果を半ば乗っ取る形で、元受刑者をどんどん受け入れて町興しをしようという政策を掲げ、「和合」なる人物が町長に就任する。
だが和合はサイコパスであり、タカハシに特に心酔する連中に対し、死の世界からのタカハシのメッセージと見せかけたメールを送る事で彼等を上手に操り、自分の快楽的な犯罪に利用していたのであった。
この策謀で被疑者に仕立て上げられたのが、「槇野真理男」であった。
「宗教家の故「タカハシ」の成果を乗っ取る」というのは、高橋信次が創設したGLAの教義を流用し、死の世界からの高橋のメッセージと称する内容の書籍を出版し、その信者を多く吸収した幸福の科学の事績に似ている。
また「殺人に対する罪悪感がない(あるいは極端に弱い)和合」というのは、「和合僧破壊の罪は殺人より重い」と強力に主張している幸福の科学を連想させる。
「黒水町」という地名も「十字架(クロス)」を連想させるものであった。語源に遡ると実際は別物なのだが、真理男(マリオ)も現代のイタリア語では「マリア」と対をなす名前である。こういったところでも、宗教のイメージが強力に打ち出されていた。
以上は私の独自分析であり、公式サイトで「これが元ネタです」と主張されているわけではないので、賛否の判断はご自身でして欲しい。
とりあえず、アンチも信者も、『相棒』を視聴だ!
- 作者: 大川隆法
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