弊ブログの幸福の科学観察に終わりが見えてきた。

 やや日刊カルト新聞に「幸福実現党、党員数11倍に! 収入の7割強を宗教法人へ還流=2016年分収支報告書」(http://dailycult.blogspot.jp/2017/12/11-72016.html)という記事が載せられていた。
 これによると、現在の幸福実現党(以下、「実現党」)の収入の大半は幸福の科学教団(以下、「教団」)への借金の返済に使われているようである。
 これを信じる限り、母体である教団は政党部門の大幅な縮小を目指しているようである。そして実現党は一見華やかに活動をしていても、それは金を集めて過去の借金の返済をするための演技としての側面が強まっていくという事になる。
 大川真輝氏を筆頭に、かつて実現党で名を馳せた幹部が続々と教団に復帰しているという公式の情報も、実現党の撤退なり縮小なりの動きの萌芽である可能性が高い。
 もしも実現党がこの傾向のまま衰退した場合、もしくは公明党創価学会程度に党と教団とが分離した場合、弊ブログは長らくやってきた教団への観察ごと実現党への観察を終えるであろう。
 私が教団の観察を始めたのは実現党を監視するための手段としての側面が強かった。
 信者諸氏にとっては教団こそが母体であり実現党は枝葉末節だと感じられるかもしれないが、普通に生きている者にとっては、政治の方が余程重要である。一介の新興宗教の観察という行為は、危険かもしれない政党を監視するための一手段として適切だったからこそ熱意もわいたのであり、そうでなくなれば一気に興味は失せる。
 幸福実現党総裁としての大川隆法氏への私の興味を100とすれば、幸福の科学教祖としての大川隆法氏への興味は5ぐらいである。氏が教祖として書いた書籍もたまには読んでやったのは、偏に両者が同一人物だったからに過ぎない。
 確かに、内部で発生している人権侵害や悪徳商法等については聞く度に心が痛むし、私にだって悪政を個人的に恐れる利己心以外にも、多少のボランティアスピリットはある。だがそういう闇がもっと大きな新興宗教は他にも多いので、やはり積極的かつ優先的に教団を叩いていこうという気にはなれない。
 とはいえ、過去にメモを作ったまま未発表のテーマについては、もったいないのでやめる前に必ず「全部、言っちゃうね。」の精神で発表しておこうと思う。
 あと自分から求めないのに無料で関連書籍や映画の招待券を入手したら、気が向いた場合には感想等を書くであろう。