速玉大社とその周辺の思い出を紹介します。
速玉大社は新宮駅から歩いて行ける距離にあり、鉄道を主な手段として旅行をする私には、三山の中で一番行きやすい大社でした。
駅前には徐福公園がありました。
石碑では、「悪政に困ったらイカダで海の彼方に逃げろ」という孔子の教えを唯一守った人物だと褒められていました。
そして速玉大社へ。
宝物殿は夕方ということで閉鎖されていました。後から聞いたのですが、三山の中ではここが一番豪華な宝物殿だとか。
都市部にあるだけあって、朱塗りの輝く、一番俗っぽい大社でした。
その後、付近の神倉神社にも行きました。速玉大社が「新宮」と呼ばれるのは、こちらが旧だからだとか聞きます。でも新宮駅との距離は同じぐらいでした。
ものすごく急で上りづらい石段がありました。
神武天皇もここを登ったとかいう伝説が鎌倉時代ごろに作られたんだとか。
帰り道に大逆事件の顕彰碑がありました。
神武伝説のある神社の側でこういう人材が輩出されたのは歴史の皮肉の様にも思えますが、そもそも神武東征神話の中には兄猾による暗殺計画とかもあって話の内容を豊かにしているのですから、これも地域の伝統といえば伝統ですね。