出版業界への要望(1)

 漢籍の翻訳には、原文(白文)・読み下し文・翻訳の三つが揃うのが普通である。
 しかし西洋哲学の翻訳で原文がついたという例はあまり聞かない。
 哲学に関しては、よく「原文を読んでようやく意味が判った」という話を聞く。
 原文と翻訳の両方が載った哲学書が出版されれば、理解も深まり、語学の勉強にも使えて、非常に便利だと思う。
 原著の著作権は大概切れているだろうから、出版社もページ稼ぎが出来て良いかと思う。