ニュースの誤報道は謝罪だけでなく訂正もして欲しい。

 先程「NHKニュース7」を視ていたら、バラク防相の発言の字幕が間違っていたという謝罪が突如行われた。
 しかし残念な事に、どの部分が間違っていて正しくはどうであったのかという話は出なかった。
 訂正のための原稿を即座に用意するのは確かに難しいであろうから、まずは即座に謝罪をしておくというのは正しい姿勢であると思われる。
 しかし視聴者の多くは正確な情報も知りたいだろうし、謝罪についても後に証拠として残る形でも行っておくのがより望ましい。特にNHKの場合、顧客はスポンサーではなく視聴者なのだから尚更である。
 最近では新聞社の経営が苦しくなってきているらしいが、こうした点ではまだまだ紙媒体に独自の価値が残っていると言わざるを得ない。
 ただし、これは映像側の努力で乗り越えられる壁であるとも思う。
 例えばNHKオンラインhttp://www.nhk.or.jp/)の見易い場所から行ける、誤報道の謝罪と訂正前・訂正後の文言を文字で記録したコーナー等を設けるというのは如何であろうか?
「子曰 過而不改 是謂過矣」(『論語』衛霊公篇より)