東急世田谷線の沿線には、吉田松陰の墓もあれば、井伊直弼の墓もあります。悪趣味というべきか公正というべきか節倹というべきか、本日私は両方を参拝する事を目指しました。
まずは松陰神社。大地震のせいで入り口にある大きな鳥居が接近禁止になっていました。残念!
お墓の前の鳥居は無事でした。
境内の一画に再現されていた松下村塾は、当時の日本人が小柄である事を差し引いても、かなり小さかったです。
付近の自販機です。同じ商品なのに安い値札が付いているものがありますね。こういうものが気になって仕方がないのが、私の悪い癖です。試しに110円投入してみたのですが、予想通り買えませんでした。その後、金を取り返すのも面倒なので、結局150円払ってお茶を買いました。私みたいな性格の人間を狙い撃ちした商売だとしたら、かなり恐ろしいです。
お土産の松陰まんじゅうです。
続いて井伊家の菩提寺である豪徳寺に来ました。
招き猫だらけです。同行者によると、地震の前に来た時は、もっと沢山置いてあったとか。
以前、『耳嚢』巻之二の「仏神に猫を禁じ給ふといふ事」を読んだ時、寺社仏閣と猫は相性が悪いという説が江戸時代に強く存在していたのではないかと思いました。著者である根岸鎮衛自身はこの説を批判しているものの、批判対象となった時点で、それなりに有力な説だったのだろうと思いました。
その説を奉じる人にとって、当時豪徳寺はどんな存在だったのでしょうか?気になるところです。
その後、墓を目指しましたが、地震の影響で立ち入り禁止になっていました。残念。
- 作者: 根岸鎮衛,長谷川強
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1991/01/16
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