「韓国で人気№1」とかいう「とうもろこしのひげ茶(http://www.irisohyama.co.jp/higecha/)」を飲んでみました。中々スッキリした味でした。
とうもろこしのひげのお茶というものを最初に知ったのは、山岡荘八の『織田信長』でした。織田家に仕えさせようとやってきた秀吉に対し、それを断りたい竹中半兵衛がとうもろこしのひげ茶でもてなす、という場面があったのです。
初めてそれを読んだ時は下手物を悪用した嫌がらせだと思ったのですが、どうやら飲めない代物でもなかったのだとこうして判りました。
ただ日本版wikipediaの「トウモロコシ」の項目を見ると、トウモロコシの日本への伝来は竹中半兵衛が死んだ1579年となっていました。この記述が正しい場合、このエピソードは後世の創作か、あるいは何か別の謎のお茶の話が間違って伝えられたものという事になります。
韓国で不人気の豊臣秀吉に、韓国で大人気の飲料に関する逸話があるというのは、中々面白い傾向です。
- 作者: 山岡荘八
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1987/09/08
- メディア: 文庫
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