北海道東海岸沿いにオホーツク海を見ながら、日本最北端の宗谷岬を目指しました。
稚内市の直前に猿払村という自治体を通過しました。この「さるふつ」という地名を昔から知っていた気がしたので、一生懸命思い出した所、有名な「猿払事件」(参照→http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=51800&hanreiKbn=02)の舞台でした。
猿払は今後も、日本中の法学部生・公務員採用試験受験者に半永久的に名を轟かせ続ける事でしょう。それを村興しに活用しないなんて勿体無いと思います。例えば公務員の権利について考えるイベントを毎年行えば、それなりに人が集まるかもしれません。
最北端の碑を見ました。手前の像は間宮林蔵です。
最北端の碑の存在は以前から知っていましたが、その周囲に何があるかは全く知りませんでした。ここに着くまでは、道路を挟んで反対側には稚内市街があるのだろうと漠然と思っていたのですが、実際には背後は山で、土産物屋・民宿・モニュメント等が散見出来るだけでした。稚内市の中心はもう一つの岬である野寒布岬の方にあったのです。
左側に見えるのが「平和の碑」です。元々は第二次世界大戦中の海戦で宗谷海峡に沈んだアメリカ船の乗組員の遺族が建てようとしたものとの事でした。
しかしながら、詳しい経緯は不明なのですが、同時期に別の海域で死んだ日本軍関係者も祀っていました。無理矢理感が強烈に漂っています。
こちらは日本最北端の神社である宗谷岬神社。しかし祭神は不明。御神籤なんてないのに、御神籤を結んで置き去りにするための設備だけは完備されていました。
宗谷岬を楽しんだ後はその日の宿へと向かいました。
途中で「メグマ沼」という沼があったので立ち寄りました。
「メグマ」という言葉については、大槻ケンヂ氏の『新興宗教オモイデ教』で重要な役割を果たしていたのが印象に残っています。長年造語だと決め込んでいたのですが、ひょっとしたらこのメグマ沼を参考にしたのかもしれません。
夕食の写真です。
左上にある鍋が稚内名物です、と書くと清水義範氏の「欠目戸街道を辿る」に出てきた世間知らずの主人公みたいだと誤解されかねませんが、実は本当なのです。これは「たこしゃぶ」のための鍋です。たこしゃぶとは、蛸のしゃぶしゃぶです。私は桃太郎電鉄シリーズでその名を知って以来ずっと食べてみたいと思っていたので、非常に嬉しかったです。
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