現代の女性天皇論・女系天皇容認論興隆の背後にあったかもしれない国際情勢

 昨日(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20120823/1345663934)の続き。
 現代の女性天皇論・女系天皇容認論興隆の一因にも、国際情勢の変化があったかもしれないと、私は考えている。
 それは一言で言うと、ソビエト連邦の衰退とスウェーデンの成功である。
 日本で経済的な平等を目指す人間の多くが、目標とする国をソ連からスウェーデンへと鞍替えした際に、天皇制廃止論者の多くが女性天皇女系天皇容認論へと寝返ったのではあるまいか?
 女性天皇女系天皇容認論の興隆については、一部の保守派は非常に警戒しているようである。確かにかつて絶対的に現行の皇室典範を堅持していた人物が女性天皇女系天皇容認論に次々と寝返っているのならば、保守派にとって警戒すべき事態かもしれない。しかし廃止論者が容認論へと寝返っているのならば、自軍の城の外堀が勝手に深くなったようなものである。