はりぼて東照宮

 先月日光東照宮に行ったので(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20121028/1351424817)、急に上野の東照宮にも行きたくなりました。

 行ってみると、修理中でした。そして大写真のはりぼてが頑張っていました。因みにこの手法、日光の数ある寺院の内の一寺でも使われていました。最近の流行なんでしょうかね?
 今回の発見は、東照宮の門の前の三対の銅の灯籠の寄進者に関するもの。
 この灯籠は内側の方が微妙に高く、寄進者の地位も内側から順に従二位・正三位従三位の高さでした。
 ここで面白いのは、従二位だったのは紀州家当主であり、従三位だったのは尾張家の当主だった事です。徳川家康を祀る施設でありながら、徳川の分家間の格を無視して、朝廷から分家の当主個人に与えられた格の差を重視しているのは、非常に興味深かったです。