東京ディズニーシーの思い出

 先々週の小雨の平日に、ディズニーシーを初めて訪れました。
 雨であった事もあって、夢溢れる専用列車を利用してみました。


 訪問前は、ほぼ全ての施設が水と深い関係があると想像していたのですが、実際に行ってみるとディズニーランドより若干その比率が高い程度でした。
 非常に残念だったのは、スタッフの皆さんが「滑り易いから走らないで下さい」という意味の看板を持って各地に立っているのに、開園と同時に全速力で走る人が多かった事です。
 親子連れで走っている家族を見ると、明日からどうやって規則を順守させる教育をするのかと、怒りよりも好奇心が湧いてきました。
 最近、殊更にマナーの悪い国と比較して「日本人は規則を守る」という言説を垂れ流している連中が居ますが、そういう人は一度、雨の日に東京ディズニーランド・ディズニーシーの開園直後の様子を見に来るとよろしい。
 私は走る連中を横目に眺めながら、「御伽の国に、異世界から規則を守らない悪い民族が大挙して攻めてきたが、御伽の国の住民はエイリアンの良識派と組んで、違法な速度で走るのが大好きなエイリアンの多数派を落とし穴に追い込み、ジャバウォックの餌にしてしまいましたとさ。」という童話を思いつきました。

 この写真は好奇心旺盛な同行者が買った漆黒のソーセージパンです。私も一口だけ頂きましたが、味は普通でした。安心したようながっかりしたような。





 平日・雨という条件のため、ディズニーにしてはかなり空いており、並ぶ必要のある施設はほぼ全て体験出来ました。午後三時頃に帰り始めたのですが、同行者ともどもくたくたになってしまいました。ディズニーで並び疲れるというのはよくある話ですが、乗り疲れるという稀有な体験が出来た一日でした。
 次回は多少混んでいる日に来ても平気です。遊覧船に乗る等の、今回やり残した事を中心に励む予定です。