「日本神話イザナミ語り」拝聴

　鳩ケ谷氷川神社（http://www.hikawajinja.jp）にて、七月十六日十八時半から雅楽・巫女舞が、十九時から声優の小山茉美氏による「日本神話イザナミ語り」が、開催されると聞き、雅楽も小山氏も好きなので行ってきました。
　六時過ぎに、少し早めに着いた心算でしたが、何ともう空席が三つしか残っていませんでした。もしこの直前に自動販売機でお茶を一杯買っていたら、イベントの間中ずっと立ちっぱなしになる所でした。神縁というものを感じました。

　雅楽については、演奏家の方が非常に親しみやすい雰囲気の人で、楽器に関するエピソードや難易度の話をして下さいました。それなりに雅楽に親しんできた私ですが、中には初めて聞く話もあり、大変勉強になりました。
　雅楽が終わり小山氏の語りが始まる前には、想定外の人が詰めかけたらしく、椅子席の人は手動でもう少し前に来るよう言われました。神社の関係者の人は申し訳なさそうに言っていたのですが、私としてはより小山氏の近くに行けたので、望む所でした。

　小山氏の語る日本神話は、題名から「イザナミが主役の物語」だと推測していたのですが、「イザナミが語る物語」という設定の日本神話でした。
　そういう次第で、『古事記』の本文をある程度離れ、現代の宇宙論も自由に取り入れた独自解釈の内容となっていました。話の内容も国産み神話に偏らず、出雲を舞台にした部分の比率も高かったので、出雲系の氷川神社にはぴったりだったと思います。

　イベント終了後は、本殿と御神輿を参拝してから帰路につきました。

古事記 (岩波文庫)

小山茉美の「日本神話 イザナミ語り」