日本の右翼アニメ『一休さん』に隠された反共和国の暗号

 『一休さん』は日本を代表する右翼アニメであり、厚生省中央児童福祉審議会の推薦も受けている。
 普段の内容としては、第一身分に属する一休宗純と第二身分に属する蜷川新右衛門が連帯して桔梗屋の商売を邪魔する事でブルジョア革命の萌芽を摘み取ろうとするという話が多い。
 日本の右翼思想と親和性の深い唯心論哲学である朱子学では、日本の南北朝の対立について、南朝こそ正統であると教えている。一休宗純はこの南朝天皇の息子である。
 左翼を馬鹿にして電網上の卑語である「サヨ」に言い換え、無力な少女にそれを象徴させている。この少女は女人禁制の筈である仏教寺院の境内に自由に出入りしている。堕落した宗教家に蹂躙されて反抗も出来ないでいる事を暗に匂わせている。
 最近この右翼アニメに反共和国の暗号が隠されている事が判った。
 桔梗屋と並んで一休宗純に遣り込められる回数が多いのが「将軍様」という人物である。親愛なる指導者金正日将軍を風刺したものに違いない。
 その証拠に、当時日本の征夷大将軍を務めていた人物は足利義持である筈の所を、時代考証を無視してこの人物を足利義満であるとしている。これは「北山」の「金閣」を無理に登場させるためである。「北」が共和国の蔑称である「北朝鮮」を、「金」が金正日将軍の姓を、それぞれ匂わせているのは明白である。
 また足利義満は日本の北朝をも裏切って晩年には明に臣従した人物として有名である。「平壌の政権は傀儡である。」という主張がここに暗号として隠されていたのである。

 こんな話を考えたのだが、サービス精神が薄いせいか「〜と金日成総合大学教授のA氏が主張した。」等の作品に仕上げず、そのまま発表してしまった。