豪雨の日比谷公園

 夕方に30分程暇が出来たので、豪雨の日比谷公園を見に行きました。

 噴水の中でも、一番贅沢な噴水とは、豪雨の中の噴水だと思います。
 普段は通れる道が大きな水溜りのせいで通れなくなっていたりして、不便でしたが、同時にまた非日常を楽しめもしました。

 これはスカンジナビア諸国が北極圏経由の日本行き航路を開拓した記念の、バイキング風の石碑です。
 ソビエト連邦崩壊後は、苦労して北極圏を通過する必要性も低下してきました。この石碑の建立当時の意義は、世界史をさぼっていた人には解らない時代になったと言えます。
 背後に少し見える池は「心字池」です。東京大学のの三四郎池の正式名称も「心字池」ですが、どちらも私には「心」に見えません。

「暴徒に制圧されたりすると厄介な場所に在りますが、やはりクールアイランドは必要ですねぇ。中央省庁の直ぐ傍に憩いの場を作っておけば、民間に引き抜かれる高級官僚の数を減らせますし・・・。」
「そんな心根だから、心字池の真の姿が御主には見えぬのぢゃ!」

三四郎 (新潮文庫)

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