帝の諱

B「・・・と彼をこれからは呼び捨てる事で、我々は民主主義の理念を徹底していくべきだと思います。」
A「オイコラッ!畏れ多くも天皇陛下の御名を呼び捨てるとは何事か!この国賊めが!」
B「私を国賊呼ばわりするからには貴方はさぞかし愛国者なんでしょうなぁ。ならば歴代天皇を全部言えますか?私は戦前の教育を受けたから言えますよ。神武・綏靖・安寧・懿徳・孝昭・孝安・孝霊・孝元・開化・・・」
A「ええい、覚えてやがれ!」(逃亡する)
C「先程から拝見していましたが、御見事でしたなぁ。」
B「ははは、馬鹿右翼を撃退するいつもの手さ。」
C「ところで貴方程の民主化の闘士が、何故先程は、かむやまといわれびこ・かむぬなかわみみ・しきつひこたまてみ・おおやまとひこすきとも・みまつひこかえしね・やまとたらしひこくにおしひと・おおやまとねこひこふとに・おおやまとねこひこくにくる・わかやまとねこひこおおひひ・・・、という具合に歴代天皇を呼び捨てなかったのですか?」