テレビ版『うる星やつら』メモ

うる星やつら TVシリーズ 完全収録版 DVD-BOX1

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うる星やつら TVシリーズ 完全収録版 DVD-BOX2

うる星やつら TVシリーズ 完全収録版 DVD-BOX2

※『うる星やつら』で気付いた事を、ここにメモしていく。メモは増減の可能性が高い。
 
※「空を飛び、手から遠隔攻撃する美少女。侵略者として登場するが、その設定も(ほぼ)消滅した。」と書くと、ラムだけでなく『ドラえもん のび太と鉄人兵団』のリルルの特徴にもなる。
 鉄人兵団に徹底抗戦するために創られた、スーパーで略奪し放題の鏡面世界もまた、劇場版第二作の夢の中の友引町を思い起こさせる。
 歴史のある選択肢を無理矢理「間違った歴史」と見做して消し飛ばしてしまうという解決方法も、『リメンバー・マイ・ラヴ』と『鉄人兵団』の共通項である。
 『ドラえもん』世界には『うる星ケニヤ』という映画が存在している設定なので、『うる星やつら』が『鉄人兵団』に何らかの影響を与えた可能性もある。
 
※第2話「町に石油の雨がふる」で、メガネは仏滅女学院のナンバー1と知り合いである。第19・20話「ときめきの聖夜」ではナンバー3と組んでいる。そして114話「ドキュメント・ミス友引は誰だ!?」では、ナンバー3によるナンバー1へのクーデターに協力している。
 
※第48話「翔べよイモちゃん!」で、メガネとパーマが生物部。パーマは第56話「花和先生登場!これが青春だね」における男子バレー部キャプテンとしてのイメージが強いが、実は掛け持ちをしていたのである。
 
※第51話「ラムちゃんの男のコ教育講座」で、10年前の世界に行ったラム。半裸で緑色の髪をした女の子が歩き、時には空を飛んでも、周囲が驚かないという不思議。
 
※第124話「秘作戦・女湯をのぞけ!」では、諸星家が友引町に引っ越してきたのは10年前とされている。そして10年前の世界を描いた51話では、諸星家の新居への引越し記念の写真が撮影されている。
 しかし51話の時点で諸星あたるはもう、「すっぽん一年生」という異名を持った近所の名物になっており、三宅しのぶとの仲も非常に良い。行動力の高さが窺える。
 
※第68話「ラムちゃんのクラス会」は、それまでの登場人物が多数再登場する、総集編的色彩の強い話である。第60話「怪人赤マントあらわる!」では同一人物であった若き日の赤マントと老いた赤マントだが、この68話では同時に存在している。
 
※第69話「買い食いするものよっといで!」で、お好み焼き屋「じぱんぐ」の従業員として、『ダストスパート!!』の炎上寺由羅らしき女性が登場している。同作はアニメ化されていないので、これが唯一の炎上寺のアニメ出演かもしれない。
 
※第98話「そして誰もいなくなったっちゃ!?」で、「早くUFO呼べ。」との要求に対し、「ここからじゃ無理だっちゃ。」と答えている。だがそれならば飛行によって自分の方からUFOに行けば良いと思った。ラムが飛べる距離には限界があるのかもしれない。ただしこれは、あたるを陥れるために吐いた嘘かもしれない。
 
※第110話「壮絶!謎のまつたけなべ!!」では、校長先生が錯乱坊の分身の術を破っている。
 
※第116話「終太郎・不幸の朝」にて、錯乱坊が語る面堂終太郎があたるに敗北を喫した例として、第19話「ときめきの聖夜(前編)」におけるあたるの若年オールバック批判が出てくる。これは原作でこそ確かに面堂への皮肉を兼ねた発言であったが、アニメの19話時には面堂は未登場。
 
※第119話「かがやけ!あこがれのブラ!!」で、不良グループの所属として「仏滅高校」が初登場。アニメ版では既に「仏滅女学院」があるのだから、彼等の所属は無理に原作に忠実にせずに、赤口高校や大安商業高校にしておけば良かったと思われる。
 
※第121話「ラムちゃんがいっぱい!」では、ラムは単にランに縛られて猿轡をされただけなのに、飛んで逃げようとせず、また電撃も発せず、三次元コピー機に放り込まれている。暴れてはいたので、脅されて自発的に入ったのではなさそうである。
 第13話「電撃ショックがこわい!」では錯乱坊のリボンの力によって、映画版第5作では角を抜く事で、ようやく封じられたラムの力ではあるが、幼馴染のランは、もっと簡単にラムを無力化する方法を知っていたのであろう。
 
※121話の出席簿。「伊藤・筝野・小西川・平野・上村・諸星・ラム」となっている。五十音順とは到底思えない。何の順だろうか?
 しかも、翌日は「小西川・平野・諸星・ラム」になっている。上村はどうしたんだ?
 
※第160話「ラムの勇気ある決闘!勝利はせこい手で」に登場するラムを慕う一年生に、原作には無かった「カツラギアンナ」という名前が付いている。
 最富キョウスケ作『プリキュウ』(小学館・2005)の主人公の名前がこれと同じなのは、偶然か?
 
※第186話「大変!ダーリンに言葉が通じないっちゃ」。地球の言葉(日本語と英語)を忘れたラムが、母語で話す場面がある。その中に、「だっちゃ。」らしき語尾が聞こえる。元々の口癖か?
 
※第196話「大波乱!竜之介が初めて水着を着る時!!」。あたるが胴元となって、藤波竜之介15倍・その父17倍という破格のギャンブルを運営している。あたるが慈善事業を行うとは思えないので、これは引き分けの場合はあたるの総取りになるという設定であると思われる。
 これは、第32話「戦りつの参観日」であたるの母がラムの母と面堂の母から大金を騙し取った手法と、正に同じである。母の薫陶の賜物である。
 
※第202話「お酒はコワイ!サクラのおはらい大失敗」。あたるには酒饅頭を作ってくれる田舎の婆ちゃんがいる。
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