「僧が戒律を守る仏教」の再興は大きなチャンスではあるまいか?

 以前、朝鮮総連と愛煙家諸氏に対し、自分達への増税は必ずしも不幸な事ではないという文章(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20091111/125786906)を書いた。これは同時に、「兵糧攻め」をしている心算になっている反総連活動家・嫌煙活動家諸氏にとっても助言として機能する文章だと自負している。
 本日この文章を読み返し、枕の部分から新たな発想が生まれた。
 現代日本で、「僧が戒律を守る仏教」を再興させる事は、大きなチャンスではあるまいか?
 現在日本仏教は権威をほぼ完全に失っている。葬式に僧が居ないと格好がつかないと思っている人の御陰で存続している様なものだ。この役目は、これまでは新興宗教と奪い合いになる事がほとんどなかった。
 しかし「僧が妻帯しない真の仏教団体」が登場した場合、新興宗教を蔑んできたインテリや旧家からも一定の支持を集めそうである。また最近流行の安く仕上げる葬儀社とも組んで、「最安値よりかはほんの少しだけ高くなるけど、本物の僧が来て御経を読んで貰えるプラン」等のサービスを開発していけば、伝統社会に食い込めなくても存続は可能であろう。
 そしてグローバル化が進む現代においては、海外からの御墨付きはかつて以上の力を持つ。「日本で長年絶えていた真の仏教がやっと再興されました。」と言って海外の仏教団体との交流を深めれば、やがて日本人も既存の宗派の方からこそ新興宗教特有の「胡散臭さ」を感じ取るようになるだろう。
 方向性こそ逆だが、努力と工夫次第では、かつての浄土真宗誕生と同じ位の衝撃になるのではあるまいか?