東京大学総合図書館ブックトーク6「大河ドラマ時代考証の周辺」(http://www.ut-life.net/event/event_view.php?event_id=703)に行ってきました。
本郷和人氏は今年の大河ドラマ『平清盛』(http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/)に時代考証として参加していた人です。そして私は松山ケンイチのファンであるため、この作品を一話も漏らさず毎回視聴しています(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20120428/1335605920)。また私には、本郷氏の著作によって日本の学生運動への見解を修正した経験もあります(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20100509/1273393240)。こうした縁により、勇んで見物に行きました。
平清盛の時代考証については数多くのネット上の「勤皇家」が叩いていたので、そういう活動家の人が来るかなと密かに怖れると同時に楽しみにしていたのですが、結局それっぽい人は来ませんでした。
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最後に、その他の雑談として面白かった中でオフレコではないものを一部紹介します。
本郷氏は死体役で出演の予定が、太っているため死体としてのリアリティに欠けるという現場の主張のせいで、ぎりぎりで出演を阻止されたそうです。でも第45回「以仁王の令旨」の源行家配下の偽山伏として出演できたそうです。アップのシーンもあったとか。
第6回「西海の海賊王」の海賊船の建造で予算の大半を使い果たし、その後はロケが出来なくなったそうです。
当時の価値観では死体はゴミであり、京都には死体がゴロゴロ。と、ここまでは私も知っていましたが、摂関家ですら父親が実際にどこに埋まっているか知らなかったという話には驚かされました。
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