『相棒シリーズ X DAY』(http://www.aibou-xday.jp/)を観に行った。内容に関する予備知識はTVの予告編のみであった。
そして何の作為も無く丸の内TOEI(http://theaters.toei.co.jp/theaters/marunouchi1/)に行ったら、偶然にも現場及び主な捜査対象が近所だった。
以前、何の予備知識も持たずに渋谷に『バイオハザード4』を観に行ったら、話が渋谷から始まった事もあった。
「それがどうした?」と言われたらそれまでなのだが、こういう偶然があると何となく誇らしい気分になる。
この作品における"X DAY"とは、日本の国債が暴落して日本経済が混乱する日を意味している。しかしTVの『相棒』のseason11で映画の主人公達の後日談が二度も登場していたので、映画の中ではその日が来ない事は初めから判りきっていた。その意味では製作側が最大のネタバレをしてしまったと言って良い。よってこの記事にも「ネタバレ注意」とは書かない。
金融の他には国家レベルのネットの安全性の話も主題になっていた。そのためか「sengoku38」が元ネタである「justice11」が登場していたが、これはもうすっかり話題が古くなっていた。だが映画公開のほんの少し前に韓国で官庁・銀行のコンピューターが一斉に麻痺したのは、非常にタイムリーであった。
またホリエモンの出所の日程も、それなりに良いタイミングであったと思われる。作中には刑務所でも儲けてやろうという金の亡者の元証券マンが登場していたので、これはある程度狙った日程であったのかもしれない。
その他、神戸尊がイギリスとの時差をある程度考慮して杉下右京に電話をかける場面は、season2の頃を知っている古参ファンとしては思わずニヤリとさせられた。新規ファンを満足させつつも、古参ファンのプライドをくすぐるというのは、大変素晴らしいやり方である。
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