伊豆高原桜まつり

 昨日は伊豆高原に行きました。伊豆高原に行くのはこれで六度目ですが、「伊豆高原桜まつり」の時期に行くのはこれが初めてです。


 伊豆高原駅に着くと、屋台が立ち並び、桜並木には提灯が大量に掲げられていました。いつもとはまるで雰囲気が違います。
 最初に行ったのは野坂オートマタ美術館(http://www.automata.co.jp/)。今回の企画展のテーマは「音」。オートマタの大半はオルゴールの音とセットなのですが、今回紹介されたオートマタ達は、太鼓やシンバルを叩いたり、ふいごを利用して口笛・犬の鳴き声・くしゃみを再現したりしてくれました。
 付属の喫茶店での桜シャーベットも、窓の外の桜と相性が良く、いつもより美味に感じました。
 次に行ったのは伊豆シャボテン公園http://shaboten.co.jp/)。『ウルトラマン』や『仮面ライダー』の撮影現場にもなった有名な公園なので、いつか行こうと思っていました。昨年に経営難が噂されたので、「いつか」が「今」になりました。
 小高い丘の上にあるので、バスや徒歩で来た人は無料送迎バスを利用する事になります。

 異国情緒が漂っています。
 「地球環境館」という施設では、公園の創始者的なサボテン学者の経歴が紹介されていました。そこでは様々な国から勲章を貰った件が書かれていたのですが、奇妙な事にどんな勲章を貰ったかについては、日本から貰った勲章についてしか書かれていませんでした。これは勲章の権威を認めるか認めないかといった立場を越えて、そもそも諸外国に対して失礼な態度であると見做すべきでしょう。
 この地球環境館で良かった点は、温暖化に対抗するために二酸化炭素を削減すべきだという態度を採るに当たり、最新の異説をも丹念に紹介して反論を試みている事です。子供にも解る文体でありながら、既に宇宙線による雲の生成量が地球の温度の主要な決定要因だとする説を紹介して叩いていたのには驚かされました。
 以前この公園の近所にある「伊豆ろう人形美術館」に行った時には、マイケル=ジャクソン人形の解説に「現在最も注目を浴びる世界的な歌手である。」という大昔の文章がそのまま残っているのを発見し、少々不愉快になった事があります(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20091230/1262178821)。それとの対比で、深く感動しました。

 一部の動物は檻に入れられず、歩道に飛び出してきて交流してくれます。こんな動物園は初めてです。


 カピバラの温泉です。十時半からカピバラが飽きるまでの約一時間、入浴シーンを見る事が出来ます。私は十二時過ぎに行ったのですが、ぎりぎりで見る事が出来ました。寒い日に行く事にも、それなりにメリットが在ったようです。


 これがあの有名な高原竜ヒドラです。ここから長い長い温室に入っていけます。

 この公園の目玉であるサボテン達には、この温室で会えます。様々な種類のサボテンが陳列されている事にも驚かされましたが、何より驚かされたのはそれらの和名の雅やかな事です。何故こんなにも雅やかな名前が多いのでしょうか?教養のある一人の学者が一気に名付けたのでしょうか?誰か教えて下さい。

 サボテンカレーです。サボテンなんてどうせそれ程美味しくないだろうと思いつつも、ここで食べなければ一生食べる事が無いかもしれないという恐怖から、つい観光地価格で食べてしまいました。感想は当初の予想通り。

 放し飼いの孔雀。凄い。



 後半は鳥さん多し。

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