一碧湖をめぐり、伊豆高原へ

 一碧湖を目指しました。
 最初のお目当ては伊豆一碧湖美術館(http://www.izu.co.jp/~izukogen/museum/ippeki/ippeki.htm)。しかし数年前から「休館」との事でした。

 ウェブ上にページを持っているのだから、せめてそこで告知してくれていたら良かったのに・・・。
 入り口に張ってあった告知文によると「伊豆一碧湖香りの美術館」は営業を続けているとの事だったので、そちらへ向かいました。
 しかし実際に行ってみると、伊豆一碧湖香りの美術館もまた伊豆一碧湖美術館の閉鎖からしばらくして閉鎖された事が判りました。とことん無駄足を踏まされました。まあこんないい加減な連中によって運営されている空間なぞ、今となっては行きたいとは思いませんが・・・。
 仕方が無いので予定を繰り上げ、ランチの前に一碧湖一周を開始しました。

 コースの入り口だけを見ると、中々の難所に見えます。しかししばらく歩くと、湖の傍を普通に歩けました。

 途中で「一碧湖神社」という神社に出会いました。祭神は「天八大龍王大神(あめはちだいりゅうおうおおかみ)」・「天五色辨財天大神(あめごしきべんざいてんおおかみ)」・「御守護水神(ごしゅごすいじん)」、「八岐龍王大神(やまたりゅうおうおおかみ)」となっていました。神仏習合的で非常に珍しいと思いました。その上、何故か賽銭箱も無く、某新興宗教の冊子が置かれていました・・・。
 帰宅後に静岡県神社庁のサイトで「一碧湖神社」を検索しても何も出てこなかったので(参照→http://www.shizuoka-jinjacho.or.jp/shokai/search.php?mode=search&search=%E4%B8%80%E7%A2%A7%E6%B9%96%E7%A5%9E%E7%A4%BE)、どうやらこれは新興宗教の神社で間違いなさそうです。
 続いて発見したのが与謝野夫妻の歌碑です。

 一碧湖を楽しんだ後は、ワイルドスミス絵本美術館(http://www.metm.co.jp/)に行きました。
 憲仁親王妃久子殿下作の『夢の国のちびっこバク』(学習研究社・1996)が、英語・スロベニア語・ロシア語のみならず、なんと韓国語にも訳されていた事を知りました。
 石坂浩二氏とワイルドスミス氏の間に交流があった事も、恥ずかしながら初めて知りました。石坂氏はこの館の館長を務めていた時期もあるそうです。石坂氏原案の『じゅうたんはねこのもの』(学習研究社・1996)を楽しく読みました。
 次に行ったのがアンモナイト博物館(http://www.ammonite-museum.com/)。大々的な宣伝が行われていないので知名度が低い博物館ですが、入館料が安く、説明も丁寧で、館長の人柄も良かったです。穴場として是非とも推奨したく思います。
 その直ぐ近くにある伊豆ガラスと工芸美術館(http://izuglass.co.jp/)にも行きました。収蔵作品は価値の高いものや興味深いものが多かったです。
 ガラスショップも非常に充実していました。ガラス工芸にうるさい私が、つい六品も買ってしまいました。ちょうどアンモナイト博物館でもらったばかりのアンモナイトを見るためにルーペが欲しいと思っていたところだったので、ルーペも買いました。
 チェリーテラス(http://www.232.jp/)というオーベルジュも見に寄りました。

 『相棒season9』の第十二話の撮影が行われた場所なので、実物を見ておきたかったのです。いつかは宿泊もしたいと思っています。こういう行動を最近では俗に「聖地巡礼」と言うそうです。
 天使の美術館(http://www15.ocn.ne.jp/~angel-iz/tenshipage1.html)にも行きました。心温まる絵が多かったです。
 そして最後はいつもの野坂オートマタ美術館(http://www.automata.co.jp/)。今回のお目当ては「手紙を書くピエロ」。「それなら2009年にも見たじゃないか!」と言われるかもしれませんが(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20091230/1262178821)、今回公開されているのはあの時の作品とは作者が異なるものです。表情や動き等も微妙に違いました。

夢の国のちびっこバク

夢の国のちびっこバク