さて、二日目です。
早朝、「北狄」なる地名を発見!
この謂れは、是非とも知りたいものです。住んでいる方々がこの名称に平気でいるのかも知りたいです。御存知の方からの情報をお待ちしております。m(_ _)m
さて、佐渡金山(http://www.sado-kinzan.com/)に着きました。
昔、佐渡金山を舞台とした『暴れん坊将軍』の最終回スペシャルに感動し、思い出に残りました。何処が良かったかと言うと、『古畑任三郎』の最終回と同じく、「先に犯人を見せておく」というシリーズのパターンを踏襲しつつしかもそれを逆用して意表を突くという見事な脚本であったからです。
そうした事もあって、非常に感慨深いものがありました。
歴史学者やインテリの間では幕府の成立時期については絶対の回答が無いというのは常識ですが、一般には義務教育で習う西暦1603年説が常識となっています。ところがこの写真を見ての通り、佐渡金山では1601年には江戸幕府が既に成立していたという立場が取られていました。長らく天領であった事への自負心故でしょうか?
江戸時代の金山の歴史を学べる宗太夫坑コースをまず楽しんだ後、近代の金山の歴史を学べる道遊坑コースへ。すると順路とは別の寄り道としてこんなものが・・・。
しかもその方向には照明も無く、一種の肝試し状態・・・。
「890メートルかぁ・・・。電池が切れたらどうしましょう?でもここで臆病風に吹かれては、一生後悔しそう・・・。ええい、行くまでよ!」
因みに50メートル先が行き止まりでした。
金山見学を終えた後は佐渡奉行所へ。
前日の佐渡博物館と同じく、インターネット等で大々的に宣伝していないものの、非常に豊富な資料が陳列されていて大いに勉強になりました。これで入館料500円では安過ぎです。諸賢には是非立ち寄られる事をお勧めします。
佐渡最大の湖、加茂湖です。午後はこの湖畔の名所を巡りました。
ノーコメント。
北一輝・署吉兄弟の顕彰碑を発見。裏には、安岡正篤が北一輝を、高杉晋一が北署吉を、それぞれ顕彰した碑文が彫られています。
目黒不動にも北一輝の墓がありましたが、佐渡にもありました。先祖代々の墓に眠っている様です。つまりここには生前に公人ではなかった死者も眠っている事になるので、墓石の撮影は控えました。
夕方、新潟行きのフェリーに乗ったのですが、なんと座席が・・・。
「時空を超えてあなたは一体何度(以下略)!!」「私は再来なのか?それとも後継者に過ぎないのか?」「いつかgurenekoの日記の主張を真に受けた血気盛んな青年将校がクーデター未遂でもして、私も時の政府に銃殺されてしまうのか?」
この件を話した友人からは、『日本改造法案大綱 改訂版』の執筆を勧められました。
これは、フェリーで見かけた変なモノ。時刻に使用されているの「6」と速度に使用されている「6」のデザインが違いました。
新潟駅前に着いたら夜行バスの出発時刻まで喫茶店で時間を潰そうと思っていたのですが、喫茶店が見当たりませんでした。駅の近くの道に居酒屋ばかり並んでいました。これはこれで豪快な土地柄とも言えます。
喫茶店には出会えなかったものの、新潟滞在中にずっと食べ損ねていた名物「へぎそば」を出す店を発見出来たのは怪我の功名。
その後、生まれて初めて夜行バスに乗ったり、生まれて初めて池袋で始発の山手線に乗ったりと、帰路にも色々と貴重な体験をしながら帰宅しました。
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