拙い経験の範囲内での感想ですが、私は都内の大学の学園祭の中では、東京農業大学の収穫祭が一番好きです。ほとんど全ての教室が研究成果発表の場となっているので、非常に勉強になるからです。
そう公言していたら、ある人から高校の学園祭にも珍しくそういうタイプのものがあると誘われました。東京工業大学附属科学技術高等学校の弟燕祭です。この学校では三年生には大学みたいに卒業研究が課せられるらしく、それを一般公開してくれるとの事。これは行ってみたいものだと、数ヶ月前からワクワクしていました。
昨晩はそうした訳で早く寝る予定だったのですが、小畑健風の『人間失格』のアニメ(http://www.ntv.co.jp/bungaku/)が深夜1:50から放映されるという情報を突如掴んだので、結局夜更かししてしまいました。
私も恥の多い人生を送ってきました。しかも太宰程の文才はありません。してみると私は「人間失格」にすら失格した事になります。そんな事を考えている内に、どんどん鬱々モードに・・・。
そういえば、確か『逃走論』(筑摩書房・1984)だったと思うのですが、浅田彰が「マルクスときたら26歳であんな業績を残しているのに私ときたら・・・。」という意味の嘆きを書いているのを見かけたことがあります。その時も、「では浅田に劣る私の価値って一体・・・。」という気分になったものです。
2:20に人間失格を観終わると、2:50からの『犬夜叉 完結編』(http://www.ytv.co.jp/inuyasha/)を諦めてそのまま昏睡しました。
翌朝、6:30にちゃんと起きました。自分偉い!
さて、弟燕祭です。
教室で発表されているものは食事関連とお化け屋敷とを除いて全部見ました。私の素人臭い質問にもしっかり解説をしてくれた皆さんに、この場を借りて感謝!m(_ _)m
教室以外のものについては、まず体育館で行われていたダンス部の発表を観ました。なかなか素晴らしかったです。別の場所で無料配布されていた、彼等の制作したCDも貰って帰りました。屋外で行われていた3-Cの発表も見物しました。
あとこれは自慢なのですが、将棋部で勝ち逃げをしてきました。自分の棋力がさして衰えていない事を知り、嬉しかったです。ただしここで一日分の気力を使い果たしました。すっかり忘れていたのですが、これこそ私が将棋をほとんど指さなくなった理由でした。私は、全力で思考するととても強くなるのですが、代償に心身共に異常に疲労してしまうのでした。『月下の棋士』に出てきた村森聖みたいなものです。自分のキャラクター設定をすっかり忘れていました。
なお沢山見て回ったのでスタンプが大量に集まりました。帰りがけに生徒会室前に寄ると、記念品としてボールペンが貰えました。
帰宅後は本日貰った資料等に目を通しながら休憩。
夕食にはコンキリエリガーテを茹でました。
日本人があまり食べないせいか、他のパスタより若干高い場合が多いです。しかも茹で時間が長いので、ガス代もかかります。でも私はこれが好きでたまりません。
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