『サクラ大戦V　EPISODE0』、ついついエンディングまで見てしまった。

出版社/メーカー: セガ/ワウエンターテイメント
発売日: 2004/09/22
メディア: Video Game
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　『サクラ大戦V』（以下、『V』）（http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20121229/1356774130）の全てのエンディングを見終わったので、『サクラ大戦V　EPISODE0』にも手を出してみた。忙しいので一時間だけやる予定だったのだが、結局一日でエンディングまで突撃してしまった。
　同じ面を何度もクリアしていれば次第に経験値が貯まっていくシステムであったが、とにかく先の話が知りたいので一度も同じ面を繰り返さなかった。結果的に縛りプレイになった。もう一つの縛りは、攻略本を見ない事。
　主人公のジェミニは愛馬のラリーに乗って剣を振るいながら、大量の敵を倒していく。やたら強い。『V』でも既に感じていた事だが、彼女は陸の敵と戦う場合にはスターに乗るよりラリーに乗った方が強いのだろう。
　という訳で原則としては軽快なゲームなのだが、空中の敵が出てくると途端に異常に面倒になる。特に飛行タイプのボスを相手にすると、スターの飛行能力の有難味がとことん良く判る。
　『V』で判明するジェミニの二重人格については、一瞬だけそれを匂わす場面があった。
　また、『V』で話に出ていた次の大統領選の大穴について、当初は史実のノーマン＝トーマスの事だと思っていたのだが、実は本作の登場人物であると判った。
　大統領と言えば、このサクラ大戦の世界の現職のアメリカ大統領には謎が多い。かなり強力な兵器を大量に隠し持っているというのに、ワシントンやニューヨーク上空に世界をも危うくする程の敵が出現しても、何故か武力を温存している。優柔不断なのか、それとも何かを企んでいるのか、実に妄想のし甲斐がある。
　ラスボスの声優の怪演は見事であった。私は感動の余り、思いっ切り一生懸命真似てしまった。一緒に見ていた準同居人は「夜中に笑わせないで！」と言いながら苦しみ続けた。今後も練習を重ね、彼の演技を完璧に再現してみたい。
　唯一残念だったのは、"WELCOME LAS VEGAS"という看板である。これは"WELCOME TO LAS VEGAS"とするべきである。