牙狼(GARO)-炎の刻印- Vol.8 [Blu-ray]
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ヘルマンが戦いの中でレオンに託した魔導輪ジルバは、ヘルマンの真の目的はレオンと同じくメンドーサの計画の打倒にある事を伝える。
ヘルマンは地下宮殿内部で反乱を起こす。メンドーサがオクタビアを盾にしたので、人間を斬れないヘルマンはメンドーサの左腕を切り落とすのがせいぜいであった。
その後は、ヘルマンとレオン達が内と外から結界等の障害を破壊していき、疲労困憊するも遂に合流を果たす。
オクタビアは盾にされた事を恨んだ様子は無く、自ら志願してホラー化し、レオンに挑む。
対魔戒騎士専用の盾として使えたオクタビアのホラー化は、メンドーサ陣営にとっては攻撃力の増大と守備力の減少を意味している。これが吉と出るか凶と出るか、次回が楽しみである。
第23話「月食−DOOM−」
前回ホラー化したかに見えたオクタビアの状態は、実際には「魔獣装甲」というものであった事が判明する。これは装着者を蝕む時間制限のあるものだったため、彼女の優勢は一時的なものであり、やがて自滅する。ただし自滅前にエマに重傷を負わせる事には成功する。
アルフォンソも、サンタバルド城とその城下町ごとメンドーサの計画を葬ろうとしたガルムの計画を防ぐ事に成功したものの、この過程で戦力外となる。
最終決戦の最中に、問題を別の形で無理に解決しようとした連中の暴発を防ぐ作業までしなければならないというのも、これまた『BLASSREITER』に似た展開である。
ガルムは臍を曲げ、後は魔戒騎士で勝手に後始末をしろという態度を採る。
ヘルマンは死亡し、メンドーサが究極ホラー「アニマ」を復活させる際の人身御供の一人として利用される。
戦力として唯一生き残ったレオンは、メンドーサに致命傷を与えるが、アニマは復活してしまう。
メンドーサは自分の致命傷を特に悔しがっている様子も無く、まだ何かしでかしかねない雰囲気を保持していた。
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アニマの破壊力は圧倒的であったが、決して倒せない相手ではないと判明する。
だがその直後、瀕死のメンドーサはアニマと合体し、不滅の存在となる。
レオンは戦いの中で「永遠」についてメンドーサと議論をする。メンドーサの望んだ「永遠」とは異なる「永遠」としては、今迄は元老院の主張する血統の永続性のみが対抗馬であったが、レオンはそれに加えて理念の永遠性を主張し、より説得力を持たせていた。この点については、古典的傑作である『銀河鉄道999』よりも深いメッセージ性があったと言える。
どれだけダメージを与えても即座に復活するメンドーサに苦戦したレオンは、メンドーサを魔界に封印し続け問題を先送りにするという決断をする。
魔界では牙狼の鎧の時間制限が消えるので、最終決戦を魔界にしたのは優れた決断であったと思われる。
そして母が炎の刻印として残した力が発動し、メンドーサ問題は永久に解決されることとなった。
一度はサンタバルド城下を火の海にした炎の刻印なのであるから、これぐらいの功績がなければ「母の愛」というイメージを与えて綺麗に終わるのは不可能であっただろう。中々に練られた脚本であったと思われる。
そしてレオンはアルフォンソとエマの助力と、ヘルマンが残した魔導馬の御陰で、魔界から脱出する。
最後は後日談が色々と語られて、綺麗に終わる。
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