『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』という難解な世界観のゲームが存在し、それがアニメ化されたと聞き、とりあえず全部録画してみた。
そして年末年始を利用して一気に観始めたのだが、「これは初見ならではの楽しみもあれば、深く研究してこその楽しみもある作品だ」とすぐに感じた。
そこで予備知識がほぼ皆無の状態で見た時のメモは、それはそれとして大事にして記事にし、やがて深い研究をしたらもう一度別個に記事にすることにした。
公式ページ(http://yuno-anime.com/)は、一周目では原則として封印し、各話の題名を正確にコピペするためだけに使用した。
この世の果てで恋を唄う少女YU-NO Blu-ray BOX 第1巻(初回限定版)
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2019/08/28
- メディア: Blu-ray
※第1話「You Know?」
物語のエピソードは普通に進むのだが、同時に数多くの美人が一瞬だけ顔を見せては消えていくところに、原作ファンへのサービスらしきものを感じた。
主人公「有馬たくや」の父親「有馬広大」はパラレルワールドを行き来するアイテムを作り、死の前に子に託したようである。
それを狙う悪役とか、事情をある程度知る謎のヒロインとか、色々出てきた。全部は覚えきれないので分析は二周目にすることにした。
「三角山」では、視聴前に噂で聞いていた楔形文字の碑文が出てきた。実はこの日のために楔形文字を解読するための書まで入手していたのだが、全体像が出てこなかったのと忙しいのとで、分析は二周目にまわすことにした。
※第2話「並列世界構成原理」
今回は話はあまり進まず、有馬たくやがパラレルワールドへの転移装置の仕組みを実験するシーンや、有馬広大が日本史の400年周期説を提唱していたことなどの設定が語られる場面や、広大がやくやにパラレルワールドについて語っていた回想シーンなどが主であった。
有馬広大はたくやを後継者としてあまり買ってなかったようであるが、それでも子に遺産を託した理由は謎である。声が碇ゲンドウと同じなので、何か裏があるのではないかと勘繰ってしまう。
最後に少しだけ話が進み、たくやが義理の母「有馬亜由美」をアイテムのチート能力を駆使してヤクザから救おうとする。そこへ亜由美の部下で今まで無能な卑怯者として描かれてきた「豊富秀夫」が格好良く駆けつけた。
今回からエンディングムービーも流れる。分岐する動物のツノや植物の枝葉を、生物の進化の樹形図に準え、さらにそれを無数のパラレルワールドに準えている雰囲気であった。