『唐沢俊一検証本VOL.1』を入手

 昨年の10月から、唐沢俊一検証blogというブログ(http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/)に出入りしている。題名の通り、唐沢俊一というライターの虚偽・矛盾・剽窃を検証していくという内容のブログである。これが非常に面白い。
 ふとした偶然からこの検証ブログを発見した私だが、すぐに熱中させられ、書き手であるkensyouhan氏の活躍に喝采する様になった。勿論2008年10月以前の記事も直ぐに全て読了してしまった。
 kensyouhan氏は、ある時は1981年発売の雑誌の投稿記事の内容を調査するために飛び回り、ある時は自室で調査対象の著作物を丹念に分析し、ある時は様々な変装をして調査対象の前に現れて直接会話を試みるという、非常に活動的な人物であるため、氏を主人公とした探偵小説を読んでいるかの様な気分にさせてくれるのである。
 考察対象が膨大な問題点を抱えている人物であるため、頻繁な更新が延々と続いても話題が尽きない事も、ブログの魅力に貢献している。
 さてそのkensyouhan氏が、最近検証ブログの記事の要所を再構成した検証本を完成させた(参照→http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20090801/1249097036)。私はこういうものが出たら、今まで楽しませてくれた記事への対価と社会的意義の深い試みへの募金とを兼ねて必ず購入しようと思っていた。まして書き下ろしの部分まであるというのだから、これは決して落とせない。
 誤字があったとかいう初版の入手には失敗したものの、何とか再版は入手した。なおこの再版にも再版特有としか思えない誤字を発見出来たので、希少な初版を入手出来なかった悔しさを少しは抑える事が出来た。この一件の詳細については、下の写真を参照されたい。ヒントは既に記した。