「北朝鮮」表記問題、三度目の疑問

 一部の親朝派が朝鮮半島の二政権を「朝鮮共和国・南朝鮮」と表記している事は、以前紹介した(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20091229/1262086396)。
 本日、北朝鮮呼称問題について、更なる疑問が生じた。
 「何故日本の親韓派の中に、親朝派に対抗して「大韓民国北韓」という表記を使用する有力な勢力が存在しないのか?」
 かつて朝鮮総連の圧力で「朝鮮民主主義人民共和国」という名称を多くのマスメディアが使用せざるを得なかった時代を知っている人にとっては、「北朝鮮」という表記や発音に出会う度に隔世の感があるのかもしれない。そこに「勝利」を見出す人も多いだろう。しかし日本国内で北朝鮮が相当嫌われているこの現状において、呼称問題で更にもう一歩進撃したいと思う人がほとんどいないというのは、実に不思議である。
 「誰も流石にそこまではしない事こそ、保守派・親韓派・反北朝鮮派の矜持なのさ。」というのなら、実に結構な話である。
 だが単に誰もこの手を思いつけなかっただけだとしたら、実に悲しい話である。