毎年二月頃になると、西武線が宝登山の蝋梅を宣伝しています。これに対して、「蝋梅なんて都心でも見られるじゃないか!」だの「蝋梅って地味だよね。」と考えて無視している人も多いと思われます。私にもその傾向があったのですが、今回実際に訪れる事で、大いに考えが改まりました。
まず、量が凄いのです。一花一花は地味でも、物量の力で色も匂いも豪華になっています。
そして傾斜の御蔭で、見上げる形で観賞出来るのです。そうすると、青空に蝋梅の黄色が栄えます。
しかも種類が豊富。例えばこの写真は和蝋梅です。
そして蝋梅以外にも楽しみがあります。これは梅と蜜柑の共演。
これは宝登山神社奥宮。おみくじは、扇の形になっている上に、キーホルダーとしても使える仕組みになっているんです。
頂上には今は無き環境庁の名が付された立て札がありました。
山から見下ろす風景も中々のものでした。
山麓に戻った所で、枝垂れ梅を発見。
こちらが宝登山神社の本殿。祭神の一柱は神武天皇です。翌日が建国記念日だったので、皇紀2670年を祝う行事の準備をしていました。
その後、昼食は何にしようかと迷いながら駅に向かっていると、「ガーデンハウス有隣(http://www.chichibu-railway.co.jp/kanko/nagatoro/garden/g-yurin.html)」という店の前で、「おっ切り込みうどん」という面白い名前のメニューを発見したので、名に惹かれるまま昼食に決めました。
観光地の商人には無礼者が多いというのが相場ですが(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20080920/1221836834)、ここの従業員は皆親切でした。しかも、空いていたのに、注文してから完成までかなり時間がかかりました。丁寧に作っている事が窺えます。去年御嶽山で食べた「雲上御膳」とは大違いです(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20100315/1268589852)。
その後、「有隣」が『論語』里仁篇の「紱不孤 必有鄰」から採った事を知り、得心しました。今後もその精神で運営してもらいたいものです。
最後は、岩畳にて「ぽっかぽかこたつ船(http://www.arakawa-line.co.jp/kotatsu/index.htm)」で川を楽しみました。
珍しい岩も沢山見られたので、楽しかったです。
- 作者: 金谷治訳注
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