祝! 後任厚労次官に村木厚子氏の方針!

 久々に内閣を支持したくなるニュースを目にした。先日の産経新聞第五面によると、政府は後任の厚労次官に村木厚子氏を充てる方針を固めたとの事である。
 この記事によれば、二代続けて旧労働省から厚労次官が出るのは異例らしい。言わば抜擢人事である。
 村木氏はかつて冤罪で逮捕・起訴された経験を持つ。そうした人物を抜擢するという姿勢には、推定無罪の原則を民衆に知らしめる強い効果が期待出来る。
 私は常々、日本社会で推定無罪の原則が重んじられない原因は、民衆の不勉強だけではなく、権力側の努力不足にもあると考えていた(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20100811/1281532452)。そんな私にとって、このニュースは慶事である。
 最近、パソコン遠隔操作事件で逮捕された片山氏の本名や顔がマスコミによって全国的にさらされる一方で、有罪判決確定どころか一審の有罪判決すら下っていない段階の片山氏を「懲戒解雇」した企業は名前も所在地も明かされないという、怖ろしい現象を目にした(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20130513/1368370807#c1369785479)。
 こんな社会は間違っている。そう思う同志が一人でも増えるためにも、後任厚労次官に関する政府の方針を全力で支持したい。